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大ヒット漫画「ハンター×ハンター」で考える新しい電子書籍のあり方

本当の電子書籍元年は今年あたりにきそうだ

2014年4月23日(水)

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 昨年あたりから漫画をスマートフォン上で読めるアプリのサービスが活性化してきました。昨年の年末、今年の年始に、DeNA社のマンガボックスがテレビでも結構しきりにCMしていたのを見た方も多いのではないでしょうか。

 個人的にいくつかのアプリをダウンロードして試してみたりしながら、各社どんな状況なのかをネットで調べていました。

そもそも漫画の電子化は儲かるのか

 そもそも漫画の電子化は儲かるのか?と電子漫画ビジネスに懐疑的な人もいるかと思いますので、それについて少し触れておきたいと思います。

 結論からいうと、今まさに漫画業界はデジタルビジネスで新境地を開く。そんな時代なのではないかと思います。これは、本よりも漫画にこそ、特にその可能性があるのではないでしょうか。

 そもそも書籍の電子化という意味で考えると、ずいぶん以前から取り組まれていることで、投資したもののあまりうまくいかなかった人も結構いるでしょうし、最近でこそ本を電子書籍で買う人が周囲で増えた印象はあっても、それでも既存の紙のビジネスと比べてどうにも儲かるイメージがないという業界関係者もまだまだいるのではないかと思います。

 僕自身も著者という立場から自身の書籍を電子化したものもありますが、時々報告がくる印税はまだまだスズメの涙です。また、いまだに本や漫画のリアルな質感と比べると、電子化したものは物足りないし、読みづらいと思っている方も多い気がします。

 ですが、こんな状況も今ではだいぶ変わりました。

 言うまでもなく、少額決済はスマートフォンの普及によりガラケー時代よりも、さらに簡単になっていますし、閲覧のしやすさは、既に電子化したものを見られている方ならわかると思いますが、体感としてもそれほどリアルなものと差はありません。十分内容が頭に入ってきます。

 そして、課金に対するノウハウがかなり豊富になってきたというのが面白いポイントです。

課金に対するノウハウが豊富に

 たとえば、昨年に出た漫画「サラリーマン金太郎」のアプリ。これはある種のエポックメイキングな売り方を見せてくれた機会だったのではないかと思います。どういうものだったかというと、まずサラリーマン金太郎が全巻無料で読めるアプリということでリリースされました。しかしながら、1日で読める時間には制限がありました。確か30分ぐらいだったでしょうか。つまり無料で見たい人は毎日30分なら読み続けていくことができる。でも、その時間を超えて読みたい場合は、有料になる。この売り方で、アプリのトップセールスランキングの上位に食い込んでいました(つまり売り上げもよかったと推測)。これはある種、コンテンツに課金するというよりも、時間に対する課金ともいえます。

 Amazonで1巻無料で読ませて、続きを有料という売り方はありましたが、このように時間に対して課金させるという売り方はありませんでした。

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「大ヒット漫画「ハンター×ハンター」で考える新しい電子書籍のあり方」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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