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激化するカエル男争奪戦が少子化を加速する

ジャンボジェットと共に消えた? ロスジェネの夢

2014年5月2日(金)

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 先日、日本国内最後のジャンボジェット機が羽田から飛び立ち、多くのファンが見送った。ジャンボジェットといえば、1970年から40年余り、日本の空の大量輸送を支えてきた。まさに高度経済成長の夢とともに活躍した大量輸送機であった。

 ニュースでは、新婚旅行で初めて海外に行って以来、子どもたちを連れての家族旅行はいつもこのジャンボジェット、という夫婦が紹介されていた。今は退職して、孫には将来機長になってほしいと夢を託す。その独特のフォルムと2階席を備えた客室などから今も人気を誇るが、燃料代の高騰などによりコストが見合わなくなり、まずは国際線から、そして最後に残った国内線もこの3月に最後のフライトを迎えたというわけだ。

 本稿で取り上げるタガメ・カエル構造も、実はこのジャンボジェットとともに成長し、そのジャンボジェットの衰退とともに陰りを見せているシステムと言えるかもしれない。

 高度経済成長期からバブル期にかけては、日本経済ががむしゃらに大量生産・大量消費の道を突き進んだ時代であり、「24時間戦えますか」と囃されたモーレツサラリーマンとそれを支える家庭の主婦、というのが日本の世帯の一般像であった。しかしその子どもたちが成人する頃には、日本経済は失速期を迎え、「ロスト・ジェネレーション(ロスジェネ)」と呼ばれる世代が登場する。受験戦争に揉まれ、将来を約束してくれると思われた正規雇用の道は狭まり、せっかく入った安定企業もリストラや出向で必ずしも長続きしない。

 高度経済成長期に誕生し、両親が見た夢を漠然と受け継いでいる現在の若者たち。日本経済失速の影響を最も強く受けた世代に、あらためて「終身雇用願望」と「専業主婦願望」が復活していることが指摘されている。今回は経済環境の変化がもたらしたタガメ・カエル構造の揺らぎと、男女関係への波及について考える。

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「激化するカエル男争奪戦が少子化を加速する」の著者

深尾 葉子

深尾 葉子(ふかお・ようこ)

大阪大学大学院経済学研究科准教授

1987年、大阪市立大学大学院前期博士課程東洋史専攻修了。中国内陸農村部における環境問題の社会的歴史的分析などを手がける。著書に『魂の脱植民地化とは何か』(青灯社)など。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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