• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

日本による尖閣諸島の実効支配など認めない――駐米中国大使が講演

施政権についても米国に中立を求める

2014年5月1日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 4月25日、金曜日の午後。米ハーバード大学ケネディースクール(公共政策大学院)で、崔天凱駐米中国全権大使の講演会が開催された。このコラムの第1回「米中新時代のカタチと雰囲気を掘り起こす」」の冒頭でも言及したように、崔天凱大使による講演会は元々2月21日に予定されていた。それが延期になり、今回ようやく実現した形となった。

 講演会は15時30分~17時で予定されていた(実際は17時前に終了)。筆者が14時50分に到着したところ、会場であるWiener Auditoriumは異様な雰囲気に包まれていた。半分以上の席が既に埋まっており、かつテレビカメラが数台入っていた。中国メディアの記者たちも会場に入っていた。国営中国新聞社(新華社通信と並ぶ中国2大通信社の一つ)の駐米国特派員が、筆者に声をかけてきた。以前、北京で取材を受けたことがある知人だ。オフィスのあるニューヨークから、崔天凱大使の講演を取材するために駆けつけたと言う。

 会場の席は次々と埋まっていった。

 数人の中国政府関係者が会場内を飛び回り、事前のセキュリティーチェックや会場内の配置などを指示していた。ハーバード大側のイベント担当者はピリピリしていた。その表情からは、中国の駐米大使が来るのだから「失敗は許されない」というプレッシャーを感じていることが読み取れた。

 15時には既に満席。多くが立ち見になった。筆者の観察では、聴衆の7割が中国人(学生、大使館関係者、メディア関係者など)で、日本人が1割、アメリカ人が1割、その他外国人が1割という具合であった。

 15時半を少しばかり過ぎた頃、崔天凱大使が夫人を伴って会場に入ってきた。黒いスーツ、白いシャツ、グレーのネクタイを身につけている。

 特に拍手もなく、会場は静粛と緊張感に包まれていた。

 講演会を仕切るのはケネディースクールのニコラス・バーンズ 教授である。バーンズ教授は元外交官で、ブッシュ政権時代の2005~2008年に国務次官(政治担当)を務めた。米国務省では、国務長官、国務副長官に次ぐ第3位の役職で、官僚としては最高位だ。

 ホストのバーンズ教授とゲストの崔大使は共に、ワシントンDCに設置されたジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院で修士号を獲得。外交官としても、外務報道官や外務次官など、似たようなキャリアを歩んできた。バーンズ教授は「1990年代からの旧知の仲」と説明した。筆者の目から見ても、2人は仲が良さそうであった。

コメント0

「米中新時代と日本の針路」のバックナンバー

一覧

「日本による尖閣諸島の実効支配など認めない――駐米中国大使が講演」の著者

加藤 嘉一

加藤 嘉一(かとう・よしかず)

国際コラムニスト

現在米ハーバード大学アジアセンターフェロー。世界経済フォーラムGlobal Shapers Community(GSC)メンバー。中国版ツイッター(新浪微博)のフォロワー数は150万以上。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック