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なぜ会社はつまらなくなるのか

面白法人が面白くない法人にならないための「ぜんいん社長合宿」

2014年5月14日(水)

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 「面白法人」と名づけたわが社も設立時3名だった社員が200名近くになった頃から、会社が大きくなるにつれてだんだんつまらなくなる、つまり「会社の面白さは規模と反比例する」というメカニズムと向き合うようになりました。

なぜ会社はつまらなくなるのか?

 なぜ会社がつまらなくなるのか。僕なりに軽く整理しつつ、面白法人カヤックが会社としてつまらなくならないために、どういった抵抗を試みているかについて少し紹介したいと思います。

 まず、「会社がつまらない状態」というのはどういう状態か。人それぞれとはいえ、オーソドックスな答えの1つとしては、「やらされている感がある時」ではないでしょうか。自らの意思で選択し行動している時というのは楽しいと思えるはずですから。

 そのような思いもあり、面白法人カヤックでは、できるだけ自分のやりたいプロジェクトに参加できるように社員の意思を尊重したいと考えていますし、無理にやりたくないことを続けてもらうということがないようにしています。

 ところが、いざそれを意識して事業を営んでいると、非常に属人性の強い状況になりがちです。つまり、1つの事業が特定の人物にひもづき、その人物が退職したり興味を失ったりすると事業が失速する。または他事業部門への人事異動を拒否するといった事態が起こりえます。過去、カヤックでは事業部長が去ったがゆえに、その事業を売却せざるを得ないというケースもありました。

 そんな状況ですと、当然経営の安定は図れませんので、より効率的に事業拡大をする場合、属人性を可能なかぎりなくしてマニュアル化し、誰を配置してもうまく運用できるような方向に舵を切るようになるものです。

 最近では「企業の歯車」なんて言葉もあまり聞かなくなりましたが、1人ひとりを歯車のような部品と見立てて、いつでも替えがきくようにすればその方が組織としては強いでしょう。そしてもしかしたらその方が組織としては優れているのかもしれません。

 ところが僕は、こういう組織こそつまらない組織の最たるものではないかと考えています。もちろん人間だから時には、歯車のように人の指示通りに動く方が気楽でいいという時もあります。それはそれで面白いともいえます。でも、ずっとそんな状況が続くのは御免だし、自分が主体的に関わることができる方が確実に面白いというのが真実ではないかと思うのです。

 「自分が新卒で入った時に面白いと感じられるような会社をつくりたい」というのが僕の会社づくりの原点です。自分が会社の一歯車になってしまうようなそんな組織にはしたくありません。どちらの組織が優れているかという議論ではなく、どちらが好きかという議論かもしれません。

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「ビジネスという“奇妙な冒険”」のバックナンバー

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「なぜ会社はつまらなくなるのか」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官