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オリックスは宮内オーナーの花道を飾れるか

「パで唯一21世紀に優勝がないチーム」の逆襲

2014年5月16日(金)

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 オリックス球団は不思議なチームだ。1988年秋に阪急ブレーブスを買収して球界に参入。しばらくは強い阪急の面影を残していたが、2000年代に入ってからは、2008年に2位が1度あるだけの、Bクラス常連チームになった。

 ところが、今季は開幕から好調。ひょっとして、1995年の阪神・淡路大震災から立ち上がって優勝した「がんばろうKOBE」の再現なるかと期待されている。

 2000年代のオリックスは「戦国パ・リーグ」から取り残されたチームだった。2004年秋に近鉄球団と統合して「オリックス・バファローズ」になったが、チーム力は1プラス1イコール2とはならなかった。昨年は2005年に誕生した楽天球団が優勝、日本一になったので、今世紀に入ってパで優勝がない唯一のチームになった。

 シビアな経営の論理が、野球チーム・オリックスの飛躍を阻んできた。球団買収時からオーナーである宮内義彦は、財界野球で投手を務めるなどの野球愛好家。ずっと阪急ファンだったが、球団経営には大相撲愛好家が力士を猫可愛がりするような「タニマチ」感覚を決して持ち込まなかった。

長嶋の監督起用案もあった

 一般の企業とは異なり、球団経営には「壮大なムダ」を伴う。選手の年俸は高騰し、新人や外国人選手にも莫大な契約金、年俸を弾まなければならない。財政面の辻褄を合わせようとすると、ドラフトでも、フリーエージェント(FA)戦線でも消極的にならざるを得ない。

 「カネを使わず、頭を使え」となると、乏しい戦力を最大限に生かす、監督の手腕に頼るほかはない。最初の2年は阪急から引き続いて上田利治が監督を務めた。阪急側から上田の続投と西宮球場の使用を、球団譲渡の条件にされた。名将・上田の続投に異論はないが、「灰色ブレーブス」と言われたカラーを刷新して早くオリックス色を出したい。

 長嶋茂雄の監督招聘を勧める球界関係者がいた。宮内は監督の人気に頼る安易な客寄せはしたくないと思っていたが、関西で野球ファンの人気を独り占めする阪神タイガースの向こうを張るには、ひとまず長嶋人気に頼るほかはない。だが、長嶋にその気はなく、立教大後輩の元巨人・土井正三を推薦したようだ。

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「オリックスは宮内オーナーの花道を飾れるか」の著者

浜田 昭八

浜田 昭八(はまだ・しょうはち)

スポーツライター

アマからプロまで野球一筋半世紀という超ベテランのスポーツライター。現場取材にこだわり続けて、今日も記者席から白球を追う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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