• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

激闘!ヤマト対イズモ

2014年5月28日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 このコラムは、そもそも新聞社系出版社のサイトのコラムであるので、当然のごとく時事ネタも扱うのだが、なにせ書いているのがいいかげんなマンガ家であるから、基本的にはニュースの本質についての論考よりも、そのニュースから派生的に想起される益体もない事柄がメインとなる。

 ……はずなのだが、いかんせん人間として、あるいはマンガ家としての修業がまだ足りないので、ついついキーが滑ってうっかりマジメなことも書いてしまい、あとから激しく落ち込むこともある。しかも悔しいことに、たくさん読まれたりリツイートされたりするのはそういう回だったりして、忸怩たる想いとともに「人はやはりまじめなことが好きなのだなあ」と暗然たる気持ちにもなるのだった。

 さて、テレビではいわゆる「暗いニュース」が続く中「久々の明るいニュース」として、皇族と出雲大社宮司家との婚約内定の報を流している。

 ニュース番組やワイドショーでは上の表現はもはや常套句となっている感があるが、流すニュースを選択しているのも優先順位を付けているのもテレビなので、あまりしつこくそういわれると、流す前のニュースに最初から「暗い」とか「明るい」とかいう形容詞をくっつけるのもどうか、と思ってしまう。

 ニュースは本来、起きたことをそのまま正確に伝えればいいのであって、自販機の「つめた~い」「あったか~い」じゃないんだから、そのニュースが「暗い」か「明るい」かを判断するのは、各視聴者にまかせればいい。

 と、文句をいっておりますが、一視聴者として典子様のご婚約はたいへんおめでたいことと承っております。

 で、ここから先は、そのニュースを見聞きして想起された「益体もないこと」の範疇に入っていく。読者は各自、眉に付ける唾液を抽出する準備をされたい。

 実は本業のほうで、もう何年も中断しているマンガがある。
 中断自体は連載媒体の休刊という不可抗力な出来事が理由であり、作者の望んだことではないのだが、ときどきその辺を勘違いして「なぜ続きを描かないのか」というお叱りを作者のもとへ送ってくる人がいる。

 いや、描きたいのはやまやまですが、マンガは仕事であって趣味ではない。載せる場所がなくお金も出なければ、他の仕事に優先して描くわけにもいかない。逆にいえば、場所とギャラと時間さえ確保されれば再開したいのだが、現実がそうなっていないのは、残念ながらそれがこの作品への客観的な評価とあきらめざるをえない。

 ま、それは本題ではない。
 そのマンガはおおざっぱにいえば大和朝廷の征服史をベースにした伝奇マンガであり、そうしたマンガを描いている身からすると、このたびのご婚約発表は、現皇室の慶事という「時事」ネタを越えて「おおっ」と色めき立つものがあった。

コメント8

「とり・みきの「トリイカ!」」のバックナンバー

一覧

「激闘!ヤマト対イズモ」の著者

とり・みき

とり・みき(とりみき)

マンガ家

熊本県出身。ギャグマンガをメインにしながら、エッセイコミックやストーリー物も手がける。94年『DAI-HONYA』98年『SF大将』で星雲賞、95年『遠くへいきたい』で文春漫画賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員