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「自分がほしい製品だけを作る」からファンが生まれる

マーケティングは一切しない

2014年6月9日(月)

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 アウトドア用品のスノーピークは熱狂的ファンが多いことで知られるブランドだ。山井太社長は毎年30~60泊をキャンプですごすアウトドア愛好家で、ヘビーユーザーとしての経験を製品開発に生かす。同時に「仕事後にキャンプ!のワークスタイル」「星空の下で五感を研ぎ澄ませて判断」など、型にはまらない働き方を実践する。

 新潟・燕三条からスタートしたスノーピークはアウトドアの世界企業に成長。「地方発、カッコいい会社」(星野リゾート代表・星野佳路氏)として注目を集めている。

山井 太(やまい・とおる)
1959年新潟県三条市生まれ。明治大学を卒業後、外資系商社勤務を経て86年、父が創業した現在のスノーピークに入社。アウトドア用品の開発に着手し、オートキャンプのブランドを築く。96年から現職。毎年30~60泊をキャンプですごすアウトドア愛好家で、ヘビーユーザーとしての経験を製品開発に生かす。(写真:栗原克己、以下同)

 スノーピークを支持する熱狂的なユーザー。それはスノーピーカーと呼ばれている。

 私たちがオートキャンプのスタイルを提案するまで、日本におけるキャンプのスタイルは大きく2つに分かれていた。1つは「学校行事で行くキャンプ」の流れであり、もう1つは「ゴールデンウィークや夏休みにホテルや旅館にお金を使いたくない人が代用するキャンプ」だった。どちらも豊かなスタイルからは程遠かった。

 これに対して、SUVを走らせ「自然の中で豊かで贅沢な時間をすごすためにキャンプをしよう」というのがスノーピークの発想の原点だ。ミッション・ステートメントに「自然指向のライフスタイル」の実現を掲げ、目指す方向に真っ直ぐ進んできた。すると自ずからファンが増え、熱狂度が高まるにつれてブランドづくりが加速してきた。

同じユーザーとして考える

 ファンを生む上で一番の核になるのは何か。私はそれは他社と圧倒的に差異化した製品、サービスの提供であると考えている。このため、ミッション・ステートメントには「自らもユーザーであるという立場で考え、お互いが感動できるモノやサービスを提供」と記している。こうしてできた製品の品質やコンセプトを通して顧客がファンになっていく。シンプルだが、やはりこれこそがスタート地点になる。

 ここで簡単なクイズを出してみたい。創業者である父が社長だったスノーピークに私が86年に入社し、最初に作ったテントの値段はいくらだったか。ヒントを出そう。80年代後半のアウトドアのマーケットでは、テントといえばおおむね9800円の製品と1万9800円の製品の2種類があるだけだった。

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「スノーピーク 「好きなことだけ!」を仕事にする経営」のバックナンバー

一覧

「「自分がほしい製品だけを作る」からファンが生まれる」の著者

山井太

山井太(やまい・とおる)

スノーピーク社長

1959年新潟県三条市生まれ。明治大学を卒業。96年に社長就任。熱狂的なアウトドア愛好家で毎年30~60泊をキャンプですごす。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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