• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「すき家が薬局!」 その成否は?

業界関係者が送る冷やかな視線のワケ

2014年6月10日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 「すき家が、薬局をやるらしいですね。薬局って、ほかの業界から参入しやすいと思われているんですかね。こんな厳しい時代なのに」

 先日、知り合いの調剤薬局の経営者がこんなことを話していた。同業者の間では、「牛丼屋が薬局をやる」と話題になっているらしい。

 これは、大手牛丼チェーンの「すき家」を経営するゼンショーホールディングス(以下、ゼンショーHD)が5月末、定款の一部変更を発表したことに対する反響だ(冒頭の画像を参照)。6月24日に開く株主総会で、事業の目的事項に「調剤薬局業及び医薬品並びに医薬部外品の販売」を追加する旨を提案するという。

 すき家といえば、アルバイト不足のために休業する店舗が広がっていることが話題になっている。もしやそこを改装して薬局にするのか。はたまた、どこかの薬局チェーンを買収しようとしているのか──。

 そんな想像を膨らませながら、ゼンショーHDの広報担当者に聞いてみると……。私の予想は外れた。

 担当者の回答は、グループ会社でスーパーマーケットを経営するマルヤ(埼玉県春日部市)で、医薬品販売コーナーの拡充を考えているというもの。マルヤは埼玉県と千葉県を中心に53店を展開。既に一般用医薬品を販売している店舗はあるが、その店舗を増やすほか、薬剤師を配置して保険調剤の併設することも視野に入れているという。

 マルヤの本社がある春日部市は、ドラッグストアチェーン大手のウエルシアホールディングスの“お膝元”。同市をはじめ、埼玉と千葉では、ドラッグストアとスーパーの顧客争奪戦が一段と激化しそうだ。

 この6月12日には改正薬事法が施行され、一般用医薬品のインターネット販売が解禁される。医薬品の販売は大きな転換期を迎えている。

 そしてスーパーやコンビニなど異業種の参入が相次ぎ、一見するとうまみの多い印象を受ける薬局ビジネスの事業環境は、冒頭の経営者が言うように、実は厳しさを増している。その実情を詳しく見ていこう。

コメント12

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「「すき家が薬局!」 その成否は?」の著者

河野 紀子

河野 紀子(こうの・のりこ)

日経ビジネス記者

日経メディカル、日経ドラッグインフォメーション編集を経て、2014年5月から日経ビジネス記者。流通業界(ドラッグストア、食品、外食など)を中心に取材を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面倒くさいことを愚直に続ける努力こそが、 他社との差別化につながる。

羽鳥 由宇介 IDOM社長