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「スパイダーマンとサムライの対決はクール!」

北方領土からやってきたロシア人の東京見聞録

2014年6月17日(火)

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 クリミア半島の編入を巡って対露制裁が強化される中、北方領土問題を抱える日本は苦しい立場に立たされている。日本は強硬路線の米国に追従するのか、それとも領土交渉を重視してロシアにおもねるのか。今秋に予定されているプーチン大統領訪日でどこまで交渉が前進するか、楽観はできない。

 日露関係が緊張する最中、渦中の北方領土からロシア人の若者たちが東京にやってきた。「今どき」の彼らをクギ付けにしたのは、「スパイダーマンとサムライ」の対決だった。

2013年夏の色丹島訪問事業の風景

 透き通るような肌にブルーの目をした少年少女50人が、東京に到着したのは気温30度を超えた5月30日午後のことだった。

 ロシアから見れば東京の暑さは尋常ではない。行く先々、自動販売機で冷たい飲み物を買い求めていた。

北方領土の今どきの若者

 実はこのロシア人ツアー、ただの旅行客ではない。北方領土在住の中学生と高校生なのだ。択捉島、国後島、色丹島に散らばる島民たちは日本の船で北海道・根室へ渡り、そこからバス・飛行機を乗り継いで東京にやってきた。旅程は5泊6日だ。

 北方領土は戦後68年間にわたる日露の係争地。日本人が、ロシア政府の発行するビザを取得して入域することは我が国の主権を損なうため、外務省通達によって禁止されている。

 そこで元島民の墓参や学術調査、ロシア人住民との交流などを目的にして1992年から、「ビザなし交流」の枠組みが整備された。流氷が去り、海が穏やかになる5月から秋口にかけてが、「ビザなし交流」のシーズンだ。

 たまにメディアで報じられるのは、日本側から北方領土へと渡る「訪問事業」だ。記者も過去に2度(択捉島・色丹島)のビザなし訪問団に参加し、近年、大きな変化が起きている北方領土の姿を伝えてきた。

 だが、逆方向、北方領土に住むロシア人住民が日本を訪問する「受け入れ事業」の存在は、あまり知られていない。2013年はロシア側から計299人を受け入れた。

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「「スパイダーマンとサムライの対決はクール!」」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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