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麻生節炸裂! 長期金利の謎を解く「オレ様の経済学」!?

大胆発言で絶好調、「俺たちの太郎」

2014年6月24日(火)

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 このコラムでは以前に、米国のダラス地区連邦準備銀行のフィッシャー総裁が発した大胆発言の数々を取り上げたことがある(4月8日配信「日銀は、ダラス連銀総裁の「プレゼン力」を見習え」)。

 彼のような大胆な発言を公の場で繰り返す人物は、日銀の幹部には見当たらない。だが、日本の閣僚に目を向けると、その大胆な発言がときどき話題になる人がいる。アニメおたくの聖地である秋葉原に「俺たちの太郎」という看板が出たり、国際会議にマフィア幹部風のファッションで出向いたりと、何かと話題を提供してくれる、麻生太郎副総理・財務・金融担当相がその人である。

 少し前の話になるが、昨年3月27日の記者会見で麻生大臣は、長期金利が上昇するのではなく低下してきたことについて、実に大胆な発言をしていた。マスコミに対する批判が含まれていたためか、報道ベースにはほとんど乗らなかったが、財務省のホームページには以下の発言内容が掲載されている。意味が不明確な部分が一部あるが、原文のまま引用したい。

「金利は20年間上がっていないんです!」

(記者からの質問)
「最近のマーケットで株高と債券高が同時進行しているような状況についてお伺いしたいんですけれども、つまり株高と金利が歴史的な低水準ですね、これがどこまで続くのか。持続可能性の問題なんですけれども、日銀の金融緩和で物価も今日2%、金融緩和で日銀が大量に国債を購入していくという期待感があるのが背景にあるのかなとは思うんですが、いつまでそのような株高と金利低下のそういう状況が続くと大臣が見ていらっしゃるのか、その辺りのお考えについてお聞かせいただければと思います」

(麻生大臣の返答)
「株価というのは今、日本人の比率と外国人の比率はどれぐらいになりましたか。まだ外国人の方が多いんじゃないかな。しかも長期じゃなくて短期で回しているんじゃないかな、これ。

 内容を全部知らないけど、短期で回している分ということは利食いですぐ売られるという可能性があるわけですから、そういった意味では日本の経済が間違いなくよくなるというのが出ればそのまま短期持ちから中期、長期に変わっていく可能性というのはあると思いますけれども、それがきっちりしない限りはなかなか浮かれているような状況にはないんだと思いますね」

「それから国債に関しても、まだ少なくとも国債の方が安心パイ(編集部注:原文ママ)ということになれば国債が買われる比率が高いということは、金利が0.5とか何か分からないぐらいのところまで落ちていますから、そういった意味では予測はあまり当たらないので。昔から財務省が国債を発行したら金利が上がって大変ですよと某新聞でも書いてありましたよ、みんな。

 金利が上がるんだ上がるんだと煽って書いていましたよ。全部外れたでしょう、あれ。金利はどんどん下がって、全然上がらなかったじゃない。20年間上がっていないんです、20年間。もう少し恥ずかしそうな顔して言われた方がいいですよ。これだけ外せば言うことないですよ。

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「麻生節炸裂! 長期金利の謎を解く「オレ様の経済学」!?」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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