• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

ラスベガスに見る“カジノ”成功の条件

2つの「C」がIRビジネスには重要

2014年6月30日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

ラスベガス「ベラージオ」の噴水

 カジノを含む統合型リゾート(IR)の本場は、誰もが知る通り、米ネバダ州ラスベガスだ。かつてのマフィアとのグレーな関係を断ち切ったラスベガスで、1990年頃から民間事業者たちが国内外の観光客を増やそうと知恵を絞り、巨額の投資を注ぎ込んで、現在のラスベガスの巨大リゾート地域を作り上げてきた。

 現地では必ずしも「IR(Integrated Resort)」という呼称が定着しているわけではなく、単に「Resort」とか「Destination Resort」とも呼ばれている。後者は、旅の目的先となるということなので、ホテルばかりでなく、レジャー関連やビジネス関連の施設がそろっている意味合いを含ませると、IRと同じ内容になる。

 これらの用語はすべて、カジノなしでも使われ、ラスベガスにも施設内にカジノなしのリゾートホテルが少なくない。カジノをしない観光客はそんなホテルに宿泊して、別のリゾート施設にある各種アトラクションの場所へ遊びに行けばよいわけで、ラスベガスが年間4000万人の観光客を引き寄せるのは、カジノを含め多種多様な魅力ある施設が集積しているためだと言うことができる。

 付け加えておくと、同じカジノ付きIRとは言っても、ラスベガスの各リゾート施設は、前回の記事で紹介したシンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」と比べると、はるかにカジノが目立つ。ラスベガスのカジノ付きリゾートホテルでは、多くの場合、地上階の正面入り口を入ったとたんカジノフロアを目にすることになるのに加え、客室エレベーターがカジノフロアのそばに配置されている。

大阪への進出計画が先行

 ラスベガスの中心街「ストリップ」で最も大きな存在感を示しているのが、MGMリゾート・インターナショナルのリゾート群だ。ストリップの通りの両側に同社傘下の「ベラージオ」「アリア」「MGMグランド」「マンダレイ・ベイ」といった異なるテーマ性を持たせた、カジノ込みの大型施設が立ち並び、その一部の施設間では自社で建設した無料トラムを運行している。

「アリア」地上階のカジノフロア

 もともとエンターテインメントに強いMGMが現在重視しているのはMICE(ミーティング、インセンティブ、コンベンション、エキシビション)施設の拡張だ。今でも、MGM系のMICE施設を合わせると30万平方mにもなり、ラスベガスのMICE全体(110万平方m)の4分の1を占める。単一施設では、空港に近い立地のマンダレイ・ベイが16万平方mのMICEを備えているが、そこをさらに10万平方m拡張中だ。ちなみに幕張メッセの国際展示場は計8万平方m程度なので、拡張面積だけでもこれを上回る。

「入門「カジノ法案」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長