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第2回 ジョブズの遺産、アップル・ユニバーシティ

幹部を鍛える研修プログラム

2014年6月25日(水)

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 スティーブ・ジョブズが亡くなってから、2年半が過ぎた。その間アップルは、iPadやiPhoneの新製品を出し、好調な売上を誇っているものの、「世界一のイノベーター」というアップルに対する大きな期待に応えられる画期的な製品を出せていない。アップルは、「偉大な企業」ではなく、単なる「良い企業」になっていくのだろうか――。元ウォール・ストリート・ジャーナルのアップル担当記者であり、スティーブ・ジョブズの肝臓移植やiPadのスクープなどで著名なケイン岩谷ゆかり氏が、著書『沈みゆく帝国』を機に、アップルの今をひも解く。

 2011年10月にスティーブ・ジョブズが亡くなったが、そのとき、「カリスマ的リーダーがいなくなってもアップルは創造的でダイナミックな文化を持ちつづけられるのだろうか」と考えた人は多いだろう。実は、ジョブズ自身も、この問題をじっくり検討していた。その結果生まれたのが、経営幹部向け研修プログラム、アップル・ユニバーシティだ。

 ジョブズは、病に倒れる前からアップル・ユニバーシティのようなものを作りたいと考えていた。ジョブズをよく知る人物によると、このアイデアは、彼が会長をしていたピクサー・アニメーション・スタジオから得たものだという。ピクサーには「ピクサー・ユニバーシティ」というものがあり、これがピクサーを陰で支える力となっている。ここでは、アドリブから絵の描き方まで、さまざまな授業が受けられる。ここで学ぶとやる気も出るし、新しいアイデアがわいたり、チームワークが育まれたりするといった効果がある。突拍子もないアイデアを打ちだしたり、リスクを取ったりしても大丈夫な場所があれば、独創的で画期的な仕事を続けやすいはずだとピクサーは考えているのだ。

 アップルも、自社をクリエイティブなところだと考えている。アップル・ユニバーシティの課程には、いかにも企業研修らしいものも含まれているが、大半はそのような既存の概念を超えたものとなっている。また、新たな発想が生まれるようにと、NASAの研究員やTEDに登壇した人物など、さまざまな分野でおもしろい話をしてくれる人をよく招いている。

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「第2回 ジョブズの遺産、アップル・ユニバーシティ」の著者

岩谷ゆかり

岩谷ゆかり(けいん・いわたに・ゆかり)

ジャーナリスト

東京生まれ。ジョージタウン大学外交学部卒業。2006年にウォール・ストリート・ジャーナルへ転職し、東京特派員を経てサンフランシスコでアップル担当として活躍。ジョブズの肝臓移植など数々のスクープで有名。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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