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アップル製品あふれる中国深せんの闇市場

偽物と本物とが入り交じる

2014年7月23日(水)

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アップルにとって、中国は非常に重要な国となっている。大量の製品を組立・製造しているのは中国だし、アップル製品の市場としても中国は急成長中である。『沈みゆく帝国』の著者であるケイン岩谷ゆかり氏は執筆にあたり、iPhoneなどアップル製品を製造する中国深せんのフォックスコンの工場周辺を取材した。今回は、その深せんにある闇市場について紹介する。

 5月のとある夕方、私は、中国・深せんの大きなビルへ行ってみた。ビルの外は、都会の繁華街らしい活気にあふれている。ビルのなかはオリンパスやソニー、キヤノンといったブランド名がそこここに掲げられており、ここは秋葉原かと思うほど見慣れた風景が広がっていた。

 だが2階にあがってみると、ここは別世界だと感じざるをえなかった。たくさんの人がiPhoneやiPad、MacBookを売っている。売られているものの一部は本物だが、ほとんどはよくできた偽物である。闇市場なのだ。

ほとんどが偽物だが、香港から入る本物もある

 案内してくれたヒューさんは、30台後半から40台前半くらいのやせてひょろ長い男性。人なつっこい笑顔が印象的だ。知り合いの紹介で案内してもらうことになったのだが、彼自身、昔はここに店を出していたという。いまはふとんの販売をしているそうだ。

 深せんはテクノロジーとエレクトロニクスの市場としてアジア最大なのだと、ヒューさんは説明してくれた。我々が訪れたところもそのひとつなのだが、あちこちにある洞窟のようなビルで、世界トップブランドのスマートフォンに使われているあらゆる部品が売られている。実際、ちょっと見て歩いただけで、大小さまざまなディスプレイにチップ、さらには小さなホームボタンまでが売られていた。

 多くの店が海外配送への対応をうたっている。安いiPhoneカバー、数千個を週末までにオーストラリアへ届けてほしい? 大丈夫だ。まったく問題ない。「チャイナエアラインの直行便を利用」という看板を掲げている店もあるのだから。

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「アップル製品あふれる中国深せんの闇市場」の著者

岩谷ゆかり

岩谷ゆかり(けいん・いわたに・ゆかり)

ジャーナリスト

東京生まれ。ジョージタウン大学外交学部卒業。2006年にウォール・ストリート・ジャーナルへ転職し、東京特派員を経てサンフランシスコでアップル担当として活躍。ジョブズの肝臓移植など数々のスクープで有名。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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