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中国期限切れ食肉事件と「稲盛和夫人気」はコインの裏と表

アリババのジャック・マー氏も尊敬するその理由

2014年7月24日(木)

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消費期限切れ食肉の使用が明らかになった翌日の中国・北京市内のケンタッキーフライドチキンの店舗。昼時にもかかわらず、空席が目立った

 中国・上海生まれの知り合いの女性はことあるごとに中国の食品に対する不安を口にする。

 「甘すぎるスイカはきっと何かの薬品を使っている」「大きすぎるイチゴは買わないほうがいい。薬を使っているから」「鶏肉は成長促進剤が使われているから危ない」「ファストフードのハンバーガーはどんな肉が使われているか分からないから食べない」

 話を聞き、その時は「それでは食べるものがない」と笑ったが、彼女の発言が正しかったことを裏付ける事件が起きた。

カビの生えた肉や床に落ちた肉を平然と使用

 上海のテレビ局、東方衛視は20日、上海の食品加工会社が消費期限切れの牛肉や鶏肉を使用している実態を明らかにした。マクドナルドやケンタッキーフライドチキン、ピザハットといった中国でも多くの店舗を持つ欧米系の有名外食チェーンがこの食品会社、上海福喜食品の製品を使っていたこともあって、大きな問題となっている。

 また日本のマクドナルドやファミリーマートでも同社の製品を仕入れていたことが分かり、事件は国内にも飛び火している。

 上海福喜食品は米食肉大手OSIのグループ企業で中国資本は入っておらず、厳しいサプライヤー基準を持つ世界的なチェーンに製品を納入していた。そのことが問題の根深さを感じさせる。今回の事件の全貌はまだ明らかになっていないが、報道映像を見る限り、この工場には最低限のモラルさえもなかったように見える。上海福喜食品では消費期限が大幅に過ぎた食品を当然のように新しい肉に混ぜ、カビの生えた肉や床に落ちた肉も使っていた。

 「あたりまえにおいしさを追求したら、あたりまえじゃない品質基準になった」「バンズひとつや、手洗いにいたるまで。マクドナルド独自の厳しい食品管理があります」。チキンマックナゲットの約2割を上海福喜食品から仕入れていた日本マクドナルドのホームページに掲載されている言葉も今はむなしく感じられる。

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「中国期限切れ食肉事件と「稲盛和夫人気」はコインの裏と表」の著者

小平 和良

小平 和良(こだいら・かずよし)

日経ビジネス上海支局長

大学卒業後、通信社などでの勤務を経て2000年に日経BP社入社。自動車業界や金融業界を担当した後、2006年に日本経済新聞社消費産業部に出向。2009年に日経BP社に復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官