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アイデアが浮かんだ時にクリエイターが自分に投げかけるべき問い

2014年8月6日(水)

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 カヤックの社員を見ていると、つくることが本当に好きなメンバーが揃っているなと感じてほほえましく思います。

 たとえば、有志の社員で毎月1回行われている社内プレゼンイベント「つくっていいとも」と、それをサイトに蓄積させた「つくってみたラボ」があります。これは社員が、業務時間内なのか業務時間外なのかわかりませんが(というかカヤックの場合、そもそも業務時間内・外という概念がそれほどはっきりしていません)、自主的につくったものを発表する機会です。

 見ていただくとわかるように、単なる「ネタもの」から、実験的だったり、新しい技術を用いたりするものなど様々です。先のことを考えずとりあえずつくってみる、そういった中からヒットサービスが生まれたり、その技術が他に活かされたりすることもあり、このアプローチそのものはカヤックとして正しいと思っています。

 とはいえ、結局のところヒットサービスは誰もが出せるわけじゃなく、そうそう簡単に生まれないということも最近つくづく感じています。

 そこで、今回は「ヒットサービスを生み出すために、アイデアを思いついた瞬間クリエイターがチェックするべきたった1つの問い」というテーマで、カヤック社員に向けたメッセージの意味もこめて書いてみました。

大事な前提条件がある

 そのたった1つのチェック方法を伝える前に、もっと大事な前提条件があるので、まずはそこからお話ししたいと思います。

 当たり前といえばそうなのですが、ヒットを出したいという気概がそもそもあるのか?ということが重要です。当たり前のことを言っていると思って読み飛ばさないでください。「つくる」ことが好きな人間は、往々にしてそのことに対する意欲が弱いのです。なんせつくることが大好きですから、つくり続けられるだけでうれしい。そうなりがちなのです。でも、いたしかたない部分もあります。それは、「つくる行為」そのものの構造上の問題でもあるからです。

 確かに、「つくる行為」には、ヒットを出そうが出すまいがつくることだけで楽しいという感覚があります。無償の愛という言葉があるように、人間が自ら生み出した創造物は自分の分身のようなものであり、そこには何の見返りも求めない愛が存在するからです。

 だからこそ、つくる人はつくることが尊いものだと本能で感じ、生涯つくり続けたいという境地になってしまうのでしょうし、つくりたくもないものを、経済的な理由、つまり、お金のためだけにつくるという意欲がわき起こらないのだと思います。

 「つくる行為」に何の見返りも求めないのであれば、会社に所属することにこだわらなくてもいいし、そもそもヒットなんかしなくても自分が満足すればそれで構いません。黙々とつくり続ければよい。

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「アイデアが浮かんだ時にクリエイターが自分に投げかけるべき問い」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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