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団塊の世代が作った「ディープな世界」

バルカン半島で遭遇した2種類の人たち

2014年8月12日(火)

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 日本経済の先行きを議論する際によく出てくるキーワードの1つが、「団塊の世代」である。太平洋戦争が終わった後、1947~49年に起こった「第一次ベビーブーム」で生まれた人々であり<図>、男性は働き手として、日本経済が戦後の高度成長を実現する原動力になった。そして、彼らの多くが引退する年齢に達した現在、現役時代に積み上げた膨大な金融資産をどのように活用してもらうかなどを巡り、多方面からさまざまな議論がなされている。

■図:年齢別日本人人口(13年10月1日時点)
○囲みが「団塊の世代」(出所)総務省

 彼らに消費性向をもっと高めてもらうことで、個人消費が景気を持ち上げる姿を期待する声。逆に、ニーズはあるがお金がない若い世代への資産の早期贈与を促すことで、個人消費を増やすことができないかという声。

 「貯蓄から投資へ」を彼らに実践してもらうことでリスクマネーの供給を増やし、日本経済を活性化できないかという声。逆に、金融資産運用における彼らの安全性志向が日本国債の安定消化の基盤になっているのだから、リスク資産運用への傾斜がいきなり進みすぎるのは危ういという声。

団塊の世代(とそのお金)は引っ張りだこ

 団塊の世代(およびその保有するお金)はまさに、各方面で「引っ張りだこ」の状況だが、会社勤めをしていると彼ら・彼女たちのナマの言動に触れる機会は意外に少ない。すでにビジネスの現場などから去ってしまっているのだから当たり前と言えば当たり前だが、銀行系の会社では事実上の引退年齢が一般の事業会社よりも早いので、なおさらそういうことになる。

 そんな中、当コラムの8月5日配信分「不要な公共事業の『なれの果て』が示す未来」でお伝えしたバルカン半島3か国の旅は、団塊の世代の行動や発言をじかに見聞きする上で、よい機会になった。やや雑感めいてしまうが、筆者にとって印象的だったことをご紹介しておきたい。

 コソボ、マケドニア、アルバニアを訪れた今回の旅は、公共交通機関があまり整備されておらず移動手段の確保が難しいという事情もあり、旅行会社が主催したパッケージツアーに参加した。

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「団塊の世代が作った「ディープな世界」」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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