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「“9月下旬並みの陽気”を共有できているのか」問題

2014年8月26日(火)

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 テレビが繰り返し映し出しがちな風景や言葉を、重箱の隅を突っつきながら考え込んでみようという連載。初回は、天気予報で繰り返し使われる表現「○月並みの陽気」って、みんな共有できているんだろうか、という細かな問いに迫ってみる。

なぜ天気予報は豪快に外すことを許されているのか

 天気予報ほど、最終的に当たらなくてもお咎めがない予報も珍しい。

 「昨日は突然の雷に驚きましたね~」とキャスターから振られた天気予報士は「そうですね」とだけ切り返すのだが、「昨日の株価の暴落、どうなっているんだ」と社長から問われた部長が「そうですね」とだけ切り返してしまうと、部長は翌月から子会社に出向させられることになる。

 「雨のち晴れ」ならまだしも「晴れ時々小雨」なんてほぼ全ての天候を許容する予報だし、「4時までに原稿を送ります」「6時半に渋谷の喫茶店で」とそれなりに時間に正確な毎日をこなす側からすれば「夕方頃から小雨がパラつくかもしれません」という予報は、キミたち、情報の精度を高めることをハナから諦めていないかい、と問い詰めたくなる。

どっちが本当に予報できる人なのか

 今、天気予報の世界は、「アナウンサーっぽい天気予報士」と「天気予報士っぽいアナウンサー」が混在していて、どれが本物か偽者かを見極めることが難しい。

 女子アナを目指している女子大生タレントが天気予報を読んでいる場合も多く、そのうちスタジオでニュースを読めるようになりたいけど今は天気で我慢、というスタンスは、「アナウンサーっぽい天気予報士」からすれば相当に煙たい存在だろう。それなりの倍率の試験を経て気象予報士になった「アナウンサーっぽい天気予報士」だが、どうやら「天気予報士っぽいアナウンサー」のほうがよほど“天文学”的な倍率のようで、「アナウンサーっぽい気象予報士」は、結局、天気予報を踏み台にしてスタジオのメインを狙う女子大生タレントに仕事を奪われてしまう。

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「「“9月下旬並みの陽気”を共有できているのか」問題」の著者

武田 砂鉄

武田 砂鉄(たけだ・さてつ)

ライター/編集者

1982年生まれ。2014年9月、出版社勤務を経てフリーへ。ネット、雑誌で芸能人評や文化論、音楽、時事コラムを執筆中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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