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ASEAN会議真っ最中のミャンマーを訪問

2014年8月21日(木)

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 8月初旬、筆者はミャンマーの地にいた。

 最大の都市・ヤンゴンの街を歩いていると、至る所にある電信柱に、首都ネピドーで8月10日に開催される東南アジア諸国連合地域フォーラム(ASEAN Regional Forum、ARF)を紹介する看板が掲げられていることに気づいた。看板にはASEAN10カ国の国旗の脇に、「Moving Forward to Unity to Peaceful and Prosperous Community, ASEAN, MYANMAR, 2014」という文言が添えられていた。

 ヤンゴン総合病院で働く若い女医が、看板の1つを見上げながら筆者にこう語った。「ミャンマーがこの地域の平和や発展に貢献する時期が来たのだと思います。我が国がこのような盛大な国際会議を主催できるのを誇りに感じています」。

 8月6日の早朝、ヤンゴン中央駅付近を散策してみた。出勤を急ぐ人々全体に若さを感じた。日焼けした細身の男性が多い。その中にはミャンマー独特の袴を履いている人が少なくなかった。道路は自家用車で埋め尽くされている。通勤ラッシュ時の渋滞は日常茶飯事。ざっと見たところ、約8割が日本車のようだ。

 アウミンガラ=バスターミナルを行き来する大型バスのほとんども中古の日本車で、「○○バス」など、カタカナや漢字標記がそのまま残っていた。同バスターミナルは、第二次世界大戦の際にミャンマーで亡くなった日本人(約19万人)を慰霊するために建てられた日本人墓地のとなりに位置する。

 「日本車は性能も耐久性も素晴らしい。私たちの生活と発展を支えてくれています」。トヨタのクルマに乗るタクシーの運転手が筆者にこう語りかけてきた。ミャンマーの人々は、素朴で、シャイで、どこか人懐こい。

 ヤンゴンでは、オフィスビルや外資系ホテルが続々と建設されている。ミャンマー政府が“民主化”に舵を切って以降、日本や韓国、欧米の企業がミャンマー市場に一挙に注目し始めた。シンガポール最大の英字新聞THE STRAIT TIMES MYANMAR EDITIONも発行されていた。

「民主化は実現できる」

 ミャンマーの民主化を、この国で暮らす人々はどう評価しているのだろうか。

 地元の英字新聞MYANMAR TIMESは自国政府の政策や経済社会問題に関する論議を促し、「今、ジャーナリズムがなすべきことは何か?」といった論考を掲載している。

 ヤンゴン市街の中心部に聳え立つサクラタワーから200メートルほど離れたところに10平方メートルほどの小さな書店が3店並んでいた。そこでは、100ページほどの冊子にまとめられた『BURMA FOCUSⅠ~Ⅳ』が売っていた。これはミャンマーの民主化と発展に関する評論。西側諸国で発表されたもので、ほとんどは英語で書かれている。値段は1冊1ドル。

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「ASEAN会議真っ最中のミャンマーを訪問」の著者

加藤 嘉一

加藤 嘉一(かとう・よしかず)

国際コラムニスト

現在米ハーバード大学アジアセンターフェロー。世界経済フォーラムGlobal Shapers Community(GSC)メンバー。中国版ツイッター(新浪微博)のフォロワー数は150万以上。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト