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アマゾンジャパン対楽天、アメリカの零細企業はアマゾンに軍配

子育てのかたわら、1人でeコマースをやってみた

2014年9月12日(金)

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 3月末、本欄の担当編集者へ次のメールを送った。

 ちょっと質問なのですが、次の連載記事、「アマゾンジャパン vs 楽天」についてでもよろしいでしょうか。4月末をもって弊社の楽天ショップを閉めることにしました。アマゾンジャパンを使うビジネスは継続します。両社を使ってみた経験を書いてみようと思っています。楽天の手数料の複雑さなどに参っているのですが、感情的にならないように心がけます。今までずっと、アメリカにおける経験談を書いてきましたが、次回は日本における経験談という感じです。

 編集者からすぐに「よろしくお願いします」と返信が来た。にもかかわらず本記事の公開が9月になったのは、例によってアメリカの弊社で事件があれこれ発生し、その火消しに追われて、執筆ができなかったからだ。

 6月から7月にかけて平日はほぼ毎日夜遅くまで、さらに週末も出勤して、汗と埃にまみれ、痣と傷だらけになる肉体労働をこなしていた。久々の非常事態宣言を出し、日本にいる母にラスベガスまできてもらい、子供の相手を頼んだ。その顛末は別途紹介したい。

 本題に入る。最初に1つお断りしておく。「アマゾンジャパン対楽天、アメリカの零細企業はアマゾンに軍配」という題名に出ている「アメリカの零細企業」とはラスベガスにある弊社を指す。ある商品を日本でも売ろうと、いわゆるeコマース(電子商取引)に挑戦、アマゾンジャパンと楽天の両方を使ってみた結果、弊社の場合は、アマゾンに軍配を上げたという意味である。取扱商品や企業規模などによっては、結果は逆になることもあるだろう。特殊な商品を扱う弊社のケースでは、こういう結果になったということだ。また、サービス内容なども当時から変わっているかもしれないので、ご留意いただきたい。

  3月にメールを書いてから数カ月経ち、これまでの人生で経験したことがない肉体労働を1カ月も続けたせいか、eコマースによる弊社の日本進出作戦を冷静に見直せた。すると私が時期尚早にあれこれ手を出し、勝手に転んだだけだという気がしてきた。というわけで普段の本連載とは違い、淡々と経緯を報告してみたい。

子育てをしながら日本進出に挑戦

 話は2011年の半ばにまでさかのぼる。2010年に出産した私はその後、子育てのため家にずっと籠ったままだった。出産前はCEOの主人とCFOの私の二人で零細企業を経営していたが、子供が生まれてから事実上、CFOから降ろされていた(『「あと10分遅れたら母子ともに助かりませんでした」』)。

 1年半くらい経つと、1日中子供の世話と家事をする生活に飽きてきた。少しずつCFOの仕事を再開しようと、家からパソコンを使って業者への支払いの承認などをしてみたが、仕事の充実感は得られなかった。といってオフィスに毎日出勤するには無理があった。

 そこで弊社のオリジナルブランド商品の1つ、トリンケットボックスを日本市場に売り込んでみようと思い立った。日本進出はかねてより主人からリクエストを受けていた案件でもあった。

 トリンケットボックスは金属製の手の平サイズの小さな宝石箱で、四角や丸といった普通の形もあれば、動物や車の形をしているものもある。クリスタルガラスがたくさん飾られていてコレクターも多い。売値は29ドル程度だが相応の利幅が見込める。

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「アマゾンジャパン対楽天、アメリカの零細企業はアマゾンに軍配」の著者

上田 尊江

上田 尊江(うえだ・たかえ)

Artform LLC CFO

マネジメントコンサルタント、オンライン証券会社の創業、海外企業の日本参入支援など手がけた後、2006年より渡米、TransAction HoldingsおよびartformのCFO。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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大量陳列、大量販売というのがある程度限界にきているのかなと思います。

松﨑 曉 良品計画社長