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エコノミストが「探検」したウクライナの現状

2014年9月2日(火)

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ウクライナ・キエフの独立広場

 ウクライナの東部2州で、政府軍と親ロシア派武装勢力の攻防が続いている。その一方で、ドイツなどの仲介で軍事行動停止と外交解決を模索する動きがある。8月26日にはロシアとウクライナの首脳会談がベラルーシの首都ミンスクで開催され、停戦に向けた協議再開やロシア産天然ガス供給を巡る協議再開などで合意した。

 だが、根本的な溝は埋まっていない。武器供与のみならず、ロシア軍の兵士が越境して親ロシア派に直接加勢していることが濃厚になると、欧米側は態度を硬化。対ロシア経済制裁のさらなる強化が行われる見通しになってきた。

欧州旅行の合間にウクライナ探訪

 ロシア経済は、米欧による金融面を含む経済制裁によって徐々にダメージを受けつつあり、対抗措置として打ち出したEUや米国などからの農産物の1年間の輸入禁止・制限は、食料品価格の上昇を通じて、ロシアの市民生活を圧迫している。

 一方、ドイツなどEU諸国は、エネルギー源としてロシアの天然ガスに依存している部分が少なからずあるため、需要期の冬が来る前にこの問題に決着をつけて、不安を取り除いておきたい。また、米国のオバマ大統領は11月に中間選挙を控えている。外交面での失点を防ぎ、可能ならポイントを稼いでおきたい。

 それぞれの思惑が交錯する中、筆者は引き続き、表面的にはプーチン大統領のメンツが一応立つ形をとりつつも、内実はロシアがもっぱら譲歩する形で、外交的な決着点が見出されるだろうと予想している。

 ウクライナの実情を自分の目で見てみたくなったので、30年ほどの前の学生時代に戻ったかのような感覚で楽しんだ8月中下旬のヨーロッパフリー旅行(10泊11日)の中に、同国の首都キエフ訪問をアレンジした。

 具体的には、リトアニアの首都ビリニュスからオーストリアのウィーンへ飛行機で移動する際、ウクライナ国際航空(UIA)のキエフ乗り継ぎを選択。わざわざキエフでのトランジットの時間が9時間ほどある便の組み合わせにしてチケットを買い、大きい荷物はウィーンまでスルーで預けた上で、自分はウクライナに入国した次第である。

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「エコノミストが「探検」したウクライナの現状」の著者

上野 泰也

上野 泰也(うえの・やすなり)

みずほ証券チーフMエコノミスト

会計検査院、富士銀行(現みずほ銀行)、富士証券を経て、2000年10月からみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。迅速で的確な経済・マーケットの分析・予測で、市場のプロから高い評価を得ている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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