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サービスを起点とした収益モデルへ

「もの・ことづくり」を実践しよう(第1回)

2014年9月4日(木)

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 このコラム「田中芳夫の技術と経営の接点・視点」の連載を開始してから、約2年間が経とうとしています。連載の最初のテーマには、日本のものづくり企業が、現在の世界で強みを生かしていくために欠かせない、「もの・ことづくり」への変革を取り上げました(第1回第2回第3回第4回第5回)。

 世界的に、ものづくり企業を巡る事業環境が変化する中で、日本企業が得意としてきた「より良い製品を、より安く作れば売れる」というビジネスモデルが通用しづらくなりまいた。そして、その打開策がもの・ことづくりです。

 製品そのものではなく、製品とサービスが組み合わさってできる体感にこそ、価値を生み出すようになり、そこで使われる製品は、一定の品質と価格を満たすものであれば、どこから調達しても大勢に影響を与えません。そのような中で、日本の企業に多く見られる、「匠の技」といった究極の技術ばかり追求し、自分たちが考える範囲での「良いもの」を作るものづくりだけを追求するという、ただ一つの価値観に捕われていることが、足かせとなっています。

 「ものづくり」に対して、「ことづくり」は、聞き慣れない言葉かもしれません。いろいろな定義があるかと思いますが、一つには、ことづくりとはものやサービスを使うことで実現する、社会や生活そのものを作り上げていくこと、そのための仕組みをビジネスデザインとして構築することです。

 「もの」を売るのではなく、「もの」を使うことで生み出される「こと」、すなわち、新しい生活、新しい社会を売り、それらを実現する仕組みを生み出すのです。世界で成功を収めているものづくり企業が強みとし、逆に、日本企業の弱みとなっている部分といえるでしょう。

「ものこと双発」の学会と協議会を発足

 この場をはじめ、さまざまな機会でことづくりの重要性を議論し、啓蒙してきました。そうした中で、実際に日本の企業のもの・ことづくりへの取り組みを後押しし、変革する企業や人を多く生み出すための活動に注力したいという思いが強くなってきました。

 そこで今回、「ものこと双発学会」と「ものこと双発協議会」を立ち上げました。その設立記念シンポジウムを、9月24日に東京理科大学の葛飾キャンパスで開催します(詳細はこちら、多数のご来場をお待ちしています)。

 ものこと双発学会では、もの・ことづくりに必要な要素や事例の研究、もの・ことづくりを実践できる人材の育成に取り組みます。ものこと双発協議会は、実際のビジネスや事業環境づくりに関わる企業や経営者、担当者が交流し、知見を共有したり、情報を発信したりする場とします。

 ものこと双発学会は、会長である中根滋・東京理科大学理事長、ものこと双発協議会は、理事長を務める長島徹・帝人元社長/会長を中心に、日本の各分野のトップ企業が参画したほか、関総一郎・経済産業省近畿経済産業局長などの賛同を得て、活動を始めています。

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「サービスを起点とした収益モデルへ」の著者

田中 芳夫

田中 芳夫(たなか・よしお)

東京理科大学大学院教授

産ー官ー学での経験をもとに、これからの人たちと価値づくりを一緒に考えていきたい。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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