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なぜ「データと対話」しなければならないか(その4)

「オリオン」はビールか星座か

2014年9月4日(木)

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 私は現在、法政大学専門職大学院イノベーションマネジメント研究科で、「ソーシャルメディア論」の講義をしています。ちょうど「データと対話」を実習してもらう機会があり、さりげないブランド名や商標について、取りこぼしが少なく(高再現率R)、勇み足・エラーが少ない(高適合率P)外部データの収集がいかに難しいか、体感していただきました。その中で、単位のためでなく授業を取ってくれている山本千誉さん(石垣島出身。故郷で中小企業診断士を開業すべく奮闘中)が真っ先に挙げてくれたお題「オリオンビール!」がとても良い例題だったので、机上でデータと対話しながら、質の高いクチコミの収集を試みてみます。

 意思決定や次期施策をまとめるために、欲しいクチコミだけを必要なだけ集めたい、という課題を共有してみてください。

 前々回、「ジョージア」を例に、「結果を見るまでは、どんな検索式が適切か分からない」と主張いたしましたが、どうもこの具体例がいま一つ特殊ではないか、とのコメントをいただきました。急に涼しくはなりましたが、まだまだ仕事帰りの生ビールが美味しい季節ですので、身近な例として、ビールの名前に言及しているツイートを集めてみることにしましょう。新たな目標は、“本音メディア”であるツイッター上で、“オリオン” ビールのクチコミを集めることです。

 国内で販売されているビール類(エール=aleや発泡酒、いわゆる第三のビールを含む)は、数え方にもよりますが千数百種程度も存在しています。その中には、ほとんど正式名称で呼んでもらえなかったり、「生中!」などとブランドを指定してもらえず、記事の後のほうでやっと銘柄がかすかに推察できるようなケースもあります。「水曜日のネコ」のように固有名詞と言い難いようなブランド名や、地名の通称ではないかと思われるもの(“Coedo”=小江戸:埼玉県川越市の通称)も存在します。

 「一番搾り」くらいになってしまえば、もはや普通名詞として使われる(醤油、麦芽等の一番搾り)ケースのほうが無視できるくらい稀なので逆に心配いりません。ユニークな一意に定まる略称であれば大きな問題はありませんが、多種多様な文脈に出現する固有名詞はなかなかやっかいです。

 このように、いろんなジャンルの固有名詞が存在する代表例が「オリオン」でした。まず、シンプルに、オリオン とだけツイッターの検索フォームに入れてみましょう。検索対象は「すべて」です。

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「なぜ「データと対話」しなければならないか(その4)」の著者

野村 直之

野村 直之(のむら・なおゆき)

メタデータ株式会社社長

NEC、MIT人工知能研究所、ジャストシステム等を経てメタデータを創業。ビッグデータ分析、ソーシャル活用、機微情報の匿名化ソリューションなどを提供中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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