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デジカメ不況を生き抜くカシオの選択

2014年9月8日(月)

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 8月下旬、カシオ計算機の新型デジタルカメラの発表会に参加した。発表会の案内通知によると、「これまでにない発想の新製品」とのこと。いったいどんなカメラが出てくるのだろうとあれこれ想像しながら会場へ向かった。

 そこで発表された新デジカメ「EX-FR10」は、記者の予想を上回る異色のカメラだった。レンズ部分と液晶モニター部分が分離できる構造になっているのだ。フェイスブックやツイッターなどのSNSで人気の「自分撮り」がしやすいことが最大の特徴という。レンズ部分を前方に置いて固定すれば、液晶モニターで確認しながら友人との集合写真を撮ることもできる。

カシオが発表したEX-FR10。レンズとモニターが分離し、最大5mまで離れていても連携できる

 店頭想定価格は5万円。少し高めだが、実際に使ってみると斬新で面白い。アウトドアやスポーツなどで活躍しそうだ。

 デジタルカメラの市場は簡単に高画質な写真を撮影できるスマートフォン(スマホ)の台頭で年々縮小傾向にある。特にレンズとカメラ一体型のコンパクトデジカメがその影響を受けている。国内では本格的に写真を撮りたいとするユーザーも増えており、一眼レフやミラーレス一眼の売れ行きは好調。低価格なコンデジから撤退し、一眼カメラに経営資源をシフトするメーカーも多い。CMで目にするのもこれらのカメラばかりだ。

 しかし、カシオは主要国内メーカーで唯一、一眼カメラを手がけていない。それゆえ、スマホ志向、低価格化など逆風が多い不況のコンデジ市場でしか勝負ができない。

 そんなカシオが勝機を見出しているのが、今回のEX-FR10のような「異色カメラ」だ。

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「デジカメ不況を生き抜くカシオの選択」の著者

齊藤 美保

齊藤 美保(さいとう・みほ)

日経ビジネス記者

2011年中央大学法学部卒業。同年、日本経済新聞社に入社。産業部にて電機、IT、自動車業界を担当した後に、2014年3月から日経ビジネス編集部に出向。精密業界を中心に製造業全般を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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