• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「ソニーのデザイン」に残る“大賀イズム”

平井社長は現場の奮闘に応えられるか

2014年9月9日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

ソニーに残されている、製品デザインを決める会議を撮影した写真(1968年当時)。写真中央の、着席している3人の左端で、あごに手を当てているのが大賀氏

 「大賀さんと自分のツーショットの写真を机の前に置き、大賀さんから怒られているつもりで、毎日仕事をしています」――。

 ソニーで製品デザインを長らく手がけた経験を持ち、現在は独立している、あるデザイナーは、そんな話を披露してくれた。ソニーの元社長である大賀典雄氏が、いかにデザイナーから尊敬されているのかを示す、象徴的なエピソードだ。

 間もなく発売となる日経ビジネス2014年9月15日号で筆者は、家電のデザインをテーマにした記事を執筆した。数々の製品デザイナーへ取材をしたが、予想以上に多かったのが、大賀氏をレスペクトする声。芸術家の顔も持ち、製品デザインの重要性を理解していた異色の名物経営者として、ソニー関係者だけでなく、直接的にソニーとは関係ない製品デザイナーも、大賀氏に尊敬の念を抱いていた。

 デザインに精通し、デザインにこだわった家電製品を世に送り出した経営者として名前が上がるのは、近年では米アップルのスティーブ・ジョブズや、英ダイソンのジェームズ・ダイソンなどが多い。対照的に、日本の家電は、デザインより機能重視というイメージも定着しつつある。

 だが、過去には日本にも、デザインにこだわる経営者がいたわけだ。ぜひ、大賀氏にまつわるデザイン関連の話を取材したいと思い、ソニーに取材を申し込んだ。ただ、大賀氏がソニーでデザイン室を発足させたのは1961年で、相当古い話。大賀氏のエピソードを語れる人が、現在のソニーに残っているのかどうか。一抹の不安もあったが、ギリギリ、まだ残っていた。

 それがソニーのクリエイティブセンターの新津琢也シニアプロデューサー。テレビやパソコン、デジカメなど多分野の製品デザインを手がけた経験を持つベテランデザイナーだ。

 「私はもうすぐ定年ですから、あと1~2年もしたら、大賀さんの薫陶を直接受けた世代で、デザインに関する大賀さんの話ができる人は、社内にいなくなってしまいますよ」。そんな雑談を交えながら、新津氏に大賀氏の思い出話をしてもらった。

コメント0

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

「「ソニーのデザイン」に残る“大賀イズム”」の著者

宗像 誠之

宗像 誠之(むなかた・せいじ)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日本経済新聞社産業部、日経コンピュータを経て、2013年1月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック