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スーザン・ライス訪中をレビューする:オバマ訪中の地ならし

“新型大国関係”への慎重姿勢は崩さず

2014年9月11日(木)

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 9月7~9日、スーザン・ライス米大統領補佐官(安全保障担当)が北京を訪問した。

 大統領補佐官に就任して以来、初めて訪中したライス氏。米政府関係者やシンクタンク・大学に所属する研究者たちは、この位置づけについて「11月に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)にバラク・オバマ米大統領が出席するに当たって、訪中の形と中身を充実させる上で非常に重要な外交行事」(中国問題専門家)と口を揃えた。

 北京では楊潔篪国務委員(元外相、元駐米大使)がライス氏を迎えた。米中関係をマネージしていく上でカウンターパートとなる両者は8日午前(北京時間)、北京の釣魚台迎賓館で会談した。

 この模様を国営新華社通信が伝えている。中国共産党中央宣伝部はこの原稿を「通稿」として、新聞やテレビ、インターネットメディアなどに“厳格に転載”するよう指示を出した。

 同記事によれば、楊氏は次のように語った。

 「今年7月、習近平国家主席とオバマ大統領は電話で会談した。中米新型大国関係の建設を継続的に推し進めていくことで同意した」

 「第6回中米戦略経済対話、第5回中米人文交流ハイレベル対話では重要な成果を収めた。次の段階として、これからは両国の首脳が重要なコンセンサスを推し進めるべく戦略的相互信任を構築し、各領域でのプラグマティックな協力と交流を強化し、意見や立場の異なる敏感な問題を適切に処理し、中米両国が衝突せず、対抗せず、相互に尊重し合うウィンウィンの関係を築いていかなければならない」

 これに対してライス氏はこう応じた。

 「米中関係は米国にとって重要だ。米国は米中関係にプライオリティを置いている。中国側とハイレベル対話を継続させ、2カ国間、地域間、そしてグローバルな広範なアジェンダについて深い議論をしていきたい。新しいタイプの米中関係を築くことは両国だけでなく、国際社会の利益にも適う」。

 両者は以下の分野――経済貿易・投資協定交渉を前進、反テロリズム・軍事・平和維持活動、人文、気候変動、食の安全、エボラ出血熱対策など――で協力していくことで一致した。また、両者は朝鮮半島の核問題、イランの核問題、アフガニスタン情勢、中東問題など国際問題についても意見交換をしたという。

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「スーザン・ライス訪中をレビューする:オバマ訪中の地ならし」の著者

加藤 嘉一

加藤 嘉一(かとう・よしかず)

国際コラムニスト

現在米ハーバード大学アジアセンターフェロー。世界経済フォーラムGlobal Shapers Community(GSC)メンバー。中国版ツイッター(新浪微博)のフォロワー数は150万以上。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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