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ベネッセ個人情報漏えい「金券500円か基金への寄付」は何かおかしい

2014年9月12日(金)

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 ベネッセ個人情報漏えい事件の調査結果について10日に開かれた会見では、2つの点に注目が集まりました。人数にすると国内総人口の4割にあたる4800万人規模になるという影響範囲の広さと、会社が「お詫び」として配布予定の金券が1件500円という金額の少なさについてです。

 ベネッセ側も世間の反応は予想していた様子で、同時に財団法人「ベネッセこども基金」を設立して子どもたちに必要な支援や貢献のあり方を考え、また金券を寄付に充てることもできるようにするとしています。

 しかしこれは変な受け皿だな、というのが率直な印象です。

 そこで今回は最近多発している他の情報漏えい事件とも合わせて、またいつものように動画を見ながら、今回の対応について考えてみたいと思います。

 ネット動画はアイデアの宝庫、それでは今週もいってみましょう。

噴出する「金券500円」への違和感

 10日に発表されたベネッセの個人情報漏えいの調査結果によると、その範囲は3504万件で、人数にすると国内総人口4割の4800万人規模になることが明らかになりました。文字通り影響範囲のたいへん広い大きな事件です。

 会社側は原因と再発防止策を挙げた後、お詫びとして3504万件(有効な顧客情報は推計で2895万件)を対象に、一件につき500円の金券配布を予定していることを発表しました。

 マスコミ各社は一斉にこれを報じ、ネット上では大きな声が上がりました。

 「私の個人情報は500円ですか? もうちょっと価値はあると思うんだが」「こんなのいらない」「安く見積もられたものです」「500円くらいなら払わない方がマシ」「500円を配布することで逆に評判を落としそう」

 1件500円としても、対象となる推計2895万件の総額で150億円近くになり、その大きさを考えれば、と企業寄りの見方をする人も少なからずいます。

 ただ、これは7月の段階で対策費の原資として総額200億円を拠出すると発表し、原田泳幸会長兼社長がその使い道として、「おわびの品」を想定しており、「過去の事例では、ひとり500円の金券」と口にしていましたから、最初から見通しを立てていたのでしょう。

 また、その当時に判明していた流出規模は760万件で、単純計算で1件あたり約2600円になり、いくらか範囲が広がったとしても、「過去の事例」よりは増やして、会社としての反省の形を示せそうだという読みがあったのかもしれません。

 ところがふたを開けて見ると、2895万件と出た。

「ベネッセこども基金」設立はお詫びの形か?

 そんな葛藤も見え隠れするように、10日の会見ではもう1つの対応策が発表になりました。

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「ベネッセ個人情報漏えい「金券500円か基金への寄付」は何かおかしい」の著者

鶴野 充茂

鶴野 充茂(つるの・みつしげ)

ビーンスター株式会社 代表取締役

コミュニケーションの専門家として幅広く活躍。リーダーに効果的な伝え方をアドバイスするほか、全国規模のPRプロジェクトに携わる。著書は30万部超のベストセラー「頭のいい説明すぐできるコツ」など二十数冊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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