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既にそこにあるビッグデータとの対話(その1)

破壊的に安く、早くアプリを作る

2014年9月18日(木)

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 前回、既存知識がほとんど無料になった時代の象徴として、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が最初に無償公開を始めたOCW(オープンコースウェア)と、米スタンフォード大学のコーセラ(Coursera)の話題を取り上げました。OCWが元祖で老舗ながらも、文脈からはeラーニングとしては古臭いかのような印象を与えたかもしれず、最新の取り組みの方もご紹介しておかないとフェアじゃないな、と思っていたちょうど良いタイミングで、友人である宮川繁教授(MIT および東大)が寄稿した記事が日本経済新聞に掲載されました。
『東大、米大学とネット提供 講義公開で「知の革命」 宮川繁 マサチューセッツ工科大学教授(東京大学特任教授) MIT、月に140万人 思考も国境越える』2014/9/15付 日本経済新聞 朝刊

 スタンフォード発のコーセラの刺激は当然あったと思いますが、固有名詞としてのコーセラを包含する普遍的なシステムであるムーク(MOOC:Massive Open Online Course=大規模公開オンライン講座)の立ち上げにMITとハーバードというボストンの2校、それに宮川教授が兼務で取り持つ東京大学が加わって、知の世界の体験を大規模に地球上に広めようとしています。

     私は、OCWを提案した検討委員会の当初メンバーで、数年間OCW教員諮問委員会議長を務めたが、なぜMITは全教材の無償公開を始めたのかとよく聞かれた。
     その時いつも紹介したのは「お金は分けると減るが、知識は分けると増える」という、MITのチャールズ・ベスト前学長のことばだ。オープン・エデュケーションの理念はここに尽くされる。ムークやOCWなどを通じてオープン・エデュケーションを行うことは、実は大学のミッションを具体的な形で実行することであり、だからこそこれだけの支持を集めたのだ。― Prof. Shigeru Miyagawa(MIT & Univ. of Tokyo)

 私が1993年から94年にかけてMITにお世話になっていたときの学長がベスト教授でした。「お金は分けると減るが、知識は分けると増える」という言葉は懐かしさとともに、さもありなん、という気がいたします。これまでの連載でも触れましたが、知識を囲い込んで(実は公開されている情報に過ぎないのに売り込み相手にだけは隠して)“チラ見せ体験”を割引販売する情報商材のようなビジネスが、いかに不自然でゆがんだものであるかまで言い尽くしていると思います。

 与えよ、さらば、与えられん。

 お金を頂戴できるのは、個別の問題解決にまで踏み込んだり、そのためのツール、整備済みのデータを提供して初めてその対価が発生する、と考えて良いように思います。

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「既にそこにあるビッグデータとの対話(その1)」の著者

野村 直之

野村 直之(のむら・なおゆき)

メタデータ株式会社社長

NEC、MIT人工知能研究所、ジャストシステム等を経てメタデータを創業。ビッグデータ分析、ソーシャル活用、機微情報の匿名化ソリューションなどを提供中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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