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「かきがら」だけを捨て去れ

苦い経験も武器に、戦いに挑む

2014年9月30日(火)

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 韓国・仁川アジア大会の競泳競技が9月26日に終了しました。我らがチームジャパンが獲得したメダルは、金12個、銀20個、銅13個。獲るべき選手がしっかりメダルを獲得した大会でした。

 私が直接指導している「チーム平井」のメンバーからは4人が出場。萩野公介はエントリーした7種目でメダルを獲得し、うち4つが金メダル。自由形短距離の内田美希は金、銀、銅メダル、宮本靖子は銀メダル、自由形長距離の地田麻未も銅メダルを獲得しました。それぞれが今持っている実力を発揮し、リオジャネイロ五輪への通過点として、いい形でのステップアップにつながると思います。

勝利に至る道には、いくつもの壁がある

 そんなアジア大会の前、私はある“トラウマ”を抱えていました。それは、萩野に、昨年のバルセロナ世界選手権の400m個人メドレーで金メダルを獲らせることができなかったこと。そして先月、ゴールドコーストで開催されたパンパシフィック選手権の200m自由形で、0.1秒の僅差で優勝を逃したこと。金メダルを目標に掲げながら僅かに届かなかった結果を受けて、「あの時の指導は適切だったのか?」という自分への問いが、頭から離れませんでした。

 北島康介を指導し始めた頃から、結果に対する検証は重視してきましたが、当時を振り返れば、「結果を恐れずアグレッシブに挑戦する」ことに重きを置いていたように思います。当時の私は若く、北島の才能と、努力を怠らない姿勢に信頼を置き、何としても金メダルをつかむのだという目標に、迷いのない思い込みと勢いをもって突き進んでいました。

 北島の場合は、子供の頃から指導する中で、小さな大会から大きな大会へとステップを踏み、それぞれの段階で「小さな成功」を積み重ねながら、着実に大きくなっていく舞台をより大きくしていく形で、パンパシフィック選手権でまず世界一をつかみ、アテネ五輪の2つの金メダルへと登り詰めました。

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「「世界で勝てる人」を育てる~平井伯昌の流儀」のバックナンバー

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「「かきがら」だけを捨て去れ」の著者

平井 伯昌

平井 伯昌(ひらい・のりまさ)

競泳日本代表ヘッドコーチ

北島康介、中村礼子、寺川綾、加藤ゆか、上田春佳を五輪メダリストに育てた競泳トップコーチ。リオ五輪でセンターポールに日の丸を掲げるべく、荻野公介、山口観弘らを指導中。東洋大学准教授、水泳部監督も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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