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人生で高揚感を求める時には二つのことを注意しておくべき

2014年10月22日(水)

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 人は一度上げた生活レベルをなかなか下げられない。と、よく言われます。

 確かにこれは生活に限った話ではありません。何においても一度高いレベルを経験してしまうと、なかなかその下のレベルでは、満足いかなくなる。そういう傾向があるのではないでしょうか。それを分かりやすくシンプルに感じる最たるものがギャンブルでして、一度レートを上げてしまうと、なかなか以前の低いレートでは楽しめなくなる。経験のある方ならわかるのではないでしょうか。

人はなぜギャンブルをするのか

 人はなぜギャンブルをするのかというと、高揚感を感じたいからなのだろうと思います。ギャンブルに高揚感など求めてないという方がいたら、それはそれでありだと思うのですが、高揚感があるということは楽しいものです。

 特にどちらかというと男性にとって、この高揚感というものは切っても切り離せないもので、昔から男性の悪行3大要素といえば「飲む、打つ、買う」と言われていますが、これら3つとものすべては、高揚感を求めてさまよう類の話だと思います。

 そして、これらの行為というものは、今までのレベルから1つ上に上がるときに高揚感がさらに強くなるという構造になっています。今までのレートから高いレートにしたとき。同じレートで慣れてしまうとあまり高揚感が薄くなりますし、ましてや昔の低いレートでは、高揚感はほぼなくなります。

 かくして、人は同じレベルにとどまっていられず、次の高みへ高みへと上り詰めていくわけです。ここで、ギャンブルを事例に出したのは、ギャンブルの場合、ある一定のルールの枠の範囲でのゲームですので、飽きてきたらレートを上げていくことでまた新しい高揚感が生まれてくる。シンプルにそういう構造になっているのだと思うからです。

横方向にも展開する楽しさ

 一方で、そのようなシンプルなゲームではなく、たとえば仕事とか、人生とかそういった類のものにおいて高揚感を出したい時、確かに上昇志向も重要ですが、もう少し複雑ですし、いろんな道があるので、必ずしも上方向だけではなく、職種を変えたり、別の事業に挑戦したりするなど、横方向に変化していくことでまた別の高揚感が味わえるという楽しさがあるのではないでしょうか。だからこそ人生は面白いのだと思います。

 しかしながら、やはりある事象だけを捉えてみると、繰り返しやるのであれば、どうしても常に上昇志向の中にこそ、新しい高揚感があるように思います。こと経営者という職能で事象を切り取ってみると、会社の規模が大きくなっていくことに高揚感があるという事実は否めないのではないかと思います。

 しかも、やっかいなことに、この高揚感というものは、一度上げ切りますと、最大限に高いレベルのところと、現在を比較してしまいます。本来人生にはいいときも悪いときもあるわけですから、その都度楽しめれば最高なのですが、その過去に上った一番高いところと比較して現在が低いことがどうしても気になってしまうという構造もあります。

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「人生で高揚感を求める時には二つのことを注意しておくべき」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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