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来年こそ出でよ、「キング・オブ・バッター」

トリプル・スリーの夢を語ろう

2014年10月17日(金)

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 前々回の本コラムで取り上げた「醜いタイトル争い」が、今年もパ・リーグの首位打者争いであった。いい加減にしてほしい。話を蒸し返して申し訳ないが、野球人もマスコミも、醜いタイトル争いに無神経になっていないか。

 オリックス・糸井嘉男と楽天・銀次(赤見内)のタイトル争いで、オリックス投手陣が銀次に5四球を連発。関係者の反応、マスコミの論調も「またか。よくあること」といった程度だった。

 前々回のコラムを目にした熱心な野球ファンが、「1982年の横浜・長崎啓二と中日・田尾安志、91年のヤクルト・古田敦也と中日・落合博満の首位打者争いでも、似たようなことがあった」と指摘してくれた。この類の愚行の多さに、つい書きそびれてしまった。反省すると同時に、球界の悪しき慣行に神経を尖らせ、しつこく批判したいと思う。

 今回は記録のことでも明るく前向きに、高打率でパンチがあり、しかも走れる「キング・オブ・バッター」の話題を取り上げたい。

 代打、代走のスペシャリストを繰り出す攻防は野球の醍醐味ではあるが、理想の打撃人を求めるなら、打って、守って、走れる、三拍子揃った選手だろう。ところが、大物打ちには打率が低く、走れない打者が多い。逆に、走れる巧打者は往々にして長打力に欠ける。

 だから、球界では打率3割、本塁打30本を同一シーズンにマークした打者を「サーティー・サーティー(30-30)」と呼んで敬意を表す。これが意外に少ない。これに加えて、30盗塁を同時にマークした選手には、公式記録ではないが「トリプル・スリー」の尊称を捧げる。そう呼ばれる選手は極端に少ない。

 今シーズンは両リーグともに「トリプル・スリー」は1人も出なかった。

 「30-30」も打率3割1厘、31ホーマーをマークしたヤクルトのバレンティンただ1人。これも、わずか2盗塁で、トリプルにはほど遠い。痛めた左足アキレス腱を10月2日に手術をした。来季もヤクルトでプレーするが、盗塁は望めそうにない。狭い神宮球場で「60発男」の存在感を示すしかないだろう。

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「来年こそ出でよ、「キング・オブ・バッター」」の著者

浜田 昭八

浜田 昭八(はまだ・しょうはち)

スポーツライター

アマからプロまで野球一筋半世紀という超ベテランのスポーツライター。現場取材にこだわり続けて、今日も記者席から白球を追う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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