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ゴール直前の挫折

第4話 イギリスにて(2)

2014年10月22日(水)

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 食事が終わると、さらに次のプログラムへ。

 「次は、馬と一緒に、ここから向こうの端まで、歩いてみていただきます。ただ歩くのではなく、あなたが現在抱えている問題、達成したいと思っていることを達成するつもりで、歩きます」

 「はあ?」

 何だか分からないなあ、と思いつつ、とりあえずジュリアの指示に従ってみる。

 2年くらい前にインドネシアで仕掛け始めた、現地農業の6次産業化プロジェクトを思い浮かべた。これまでに、いくつかの挫折があり、その後すっかり失速。この1年ほど何もしていないけれど、でも私の中では、終わったとは思っていないプロジェクトだ。

 「その次に、それを達成するための課題とか障害を3つ思い浮かべてください」

 「はあ、障害ですか」

 3つか。まず、開発にかかわる技術的課題。それから、外部のビジネスパートナーとの関係構築のこと。最後に、内部で共に働く人との関係のことを思い浮かべてみた。

 「では、ここにある道具を使って、3つ障害を作ってください。それぞれの障害は、今あなたが思い浮かべた障害でもあります」

 「はあ」

 相変わらず、反応の薄い私。そうそう、企業研修の機会をもらっても、すぐ壁を作り、斜に構えた態度を取るタイプでした、ワタクシ。

 半信半疑で、あんまりやる気もなく、2本の長い棒を地面に平行に並べて道をつくってその間を通過するという障害、コーンを二つ立てて、その間をS字カーブで歩く障害、それから、バランスボールをポンとただ置いて、その周りをぐるぐる2周する障害、という仕立てをしてみた。これで3つ。よし、と。

 「では、どの馬と一緒に歩きたい?」

 一事が万事この調子。ほとんどすべてのことが私に、そして馬にゆだねられて進んでいく。私はパートナーに、ジュリアいわく私と似ているというジャッキーを選び、歩き始める。

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「ゴール直前の挫折」の著者

小日向 素子

小日向 素子(こびなた・もとこ)

株式会社コース代表

大手通信企業、外資系IT系企業等でマーケティングを担当。2009年独立。2010年からブックラウンジココロウタ主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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