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米共和党が上下両院制覇でTPP進展へ

対中姿勢は強硬に

2014年10月24日(金)

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 米中間選挙の投票日11月4日まであと2週間と迫った。

 各種世論調査はこぞって共和党有利を予想している。米ワシントン・ポストの「Election Lab」は、9月中旬には「上院で民主党は過半数を守り切る」と予測していたが、「共和党が過半数を獲得する確率95%」と軌道修正した。「共和党は上院で勝つ」と終始一貫して予測してきた米バージニア大学のラリー・サバト教授の「Crystal Ball」は「共和党は5議席から8議席増やす」と断定している。
("The Washington Post's election model gives Republicans a 95% chance of winning the Senate. Um, what?" Chris Cillizza, Washington Post, 10/10/2014)
("Current outlook: Republicans net 5-8 Senate seats," Larry J/ Sabato's Crystal Ball, 2014 Senate, 10/16/2014)

 ワシントン・ポストの「Election Lab」は9月中旬、「上院選挙予想速報」において「民主党の過半数維持」の可能性を51%と予測した。民主党が善戦している原因として、危機感を抱いた民主党系の「スーパーPAC」(スーパー政治活動委員会)が集めた選挙資金が共和党のそれを上回り、そのカネが、苦戦を強いられていた民主党候補のテレビ・ラジオ広告に大量に投じられたことを指摘していた。

イスラム国とエボラ対策でオバマ批判が強まる

 ところがその後、「シリア空爆による『イスラム国』粉砕作戦の長期化、エボラ出血熱の米本土上陸など、オバマ大統領の外交手腕に対する米国民の苛立ちや不満が増幅され、それが民主党全体に暗い影を落としてしまった」(ワシントン・ポスト、10月18日付け)ものと見られる。

 むろん、カール・ローヴ氏らの警告が効いたのか、共和党系「スーパーPAC」が富裕層に呼びかけ、選挙資金集めをテコ入れしたことも影響している。
("Election picture looks less predictable with Ebola, ISIS on the table," Washington Post, 10/18/2014)

 サバト教授によれば、10月16日現在の上下両院の勢力図は以下の通りだ。

 共和党が上下両院を制覇した場合、オバマ政権の外交、経済、内政はどうなっていくのか。「ねじれ議会」は解消されるだろうが、レームダック(死に体)大統領オバマの下で16年の次期大統領選に向けて『戦場』のようになるのは必至だ。

 それでも、激動する世界は待ってくれない。国際政治が停滞することはない。そうした中で、オバマ政権下での日米関係に何らかの変化が生じるのだろうか。今、日米関係の懸案となっている(1)環太平洋経済連携協定(TPP)(2)日中関係(3)日韓関係の3つに絞って今後の動向を考えてみる。

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「米共和党が上下両院制覇でTPP進展へ」の著者

高濱 賛

高濱 賛(たかはま・たとう)

在米ジャーナリスト

米政治・経済・社会情勢を日本に発信している。1969年、米カリフォルニア大学卒業、読売新聞社に入社。米特派員、総理官邸・外務省担当キャップ、デスクを経て、調査研究本部主任研究員。98年からUCバークレー校上級研究員。同年から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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