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スマホ化する工作機械が示す3つの潮流

タッチパネルと大画面の深意

2014年11月7日(金)

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これらが何の写真か分かるだろうか?

 上に掲載した写真が何か、お分かりになるだろうか。モニター画面はタッチパネルで、クルマのメーターのような映像が表示されている。参考までに、画面のサイズは左の写真が19インチ、右の写真が21.5インチ。ヒントは、黄色で縁取られた赤いボタンである。

 このボタンが工場設備でおなじみの「非常停止ボタン」だと分かった人には、簡単な質問だったかもしれない。2つの写真はいずれも、金属を加工する工作機械の操作盤だ。作業する人が「こんな風に削りたい」とプログラムを打ち込んだり、実際に機械の稼動状況をチェックしたりするために使う。機械の挙動を制御するNC(数値制御)装置を内蔵しているため、操作盤までひっくるめて「NC装置」と呼ぶことが多い。

 では、これら2つのNC装置を備えた工作機械が日本中の工場に溢れているかと言えば、現時点では「ノー」だ。実際に工場を訪れたことのある人ならば、どちらかと言うと下に掲載した写真の方が見慣れているのではないか。画面サイズは数インチで、X、Y、Zなどのアルファベットと数字の羅列によって、加工情報を表している。

工作機械の操作盤は無骨なデザインが主流(写真:早川俊昭)

 冒頭の2つの写真に、馴染みがないのも無理はない。左の写真は工作機械大手のヤマザキマザックが今年の秋に9年ぶりに一新したもので、日本で大々的に披露したのは10月末から開催していた日本国際工作機械見本市(JIMTOF)が初めて。右側はDMG森精機が昨年秋に発表した「CELOS」と呼ぶNC装置で、今年に入って徐々に搭載機が増えてきたという段階だ。

 実物を見ると「格好良い」と思う反面、工場の中にこんなに仰々しいNC装置がいるのだろうか、とも感じた。モニター画面はかなり大きいし、補助ボタンは付けられるものの、タッチパネルでうまく操作できるのかドキドキしてしまう。まるで、工作機械のスマートフォン化、あるいはタブレット端末化だ。

 なぜ今になって、こうした変化が起こってきたのだろうか。見本市の会場で探ると3つの潮流が見えてきた。

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「スマホ化する工作機械が示す3つの潮流」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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