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この先10年間 会社はどうなるのか?を考えた

グローバリズムとローカリズム

2014年11月6日(木)

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 今後10年間で、社会はどう変わっていくのか?

 この問いに対して、いろんな観点からの解答があると思いますが、日本においてはなんとなく共通の認識になってきたことがあります。それは人々の働き方が多様になってくるだろうということです。巷のクラウドソーシングサービスもかなり活発になっているように、物理的にどこにいても仕事ができるようになりましたし、それに伴って1つの組織に所属してない働き方なども増えてきました。

 経済合理性だけを考えれば、都心に集中したほうが効率もいいのですが、そこだけで判断しない価値観の人も依然増えてきています。若いベンチャー企業の社長と話していても、家族と過ごす時間だったり、余暇の時間だったりを、すごく大切にしている方が増えてきています。これだけ起業が簡単になった世の中で、起業家志望の若者が減っているということがニュースになったりします。

 僕の周辺では起業家志望はむしろ増えているので、意外な感じがしてしまうのですが、実はこのあたりの価値観の多様性がヒントになるのではないかと思います。

起業家志望は減っているの?増えているの?

 起業というイメージはまだまだ一発当てようとか、経済合理性に近い類のイメージにあるからこそ希望者が増えていないということもあるのかもしれません。…といった話はメディアでも各種取り上げられていますし、こういった時代的な流れはある程度皆さん異論がないところではないかと思います。

 僕もこの手のテーマは何度も書いてきているので、今更書くまでもないなと思ったのですが、一方で、先月行った鎌倉の会社説明会ではより一層この流れが促進されていることも実感しました。説明会自体も大盛況で、出展していた各社には多くの面接希望者が集い、鎌倉に移住したいという方もたくさんいました。ITのような便利なツールがあるからこそ、衣食住接近の世界が可能になる、そう思って起業してきたことがようやく現実的に動きだしました。

 これは1つの流れとして、グローバリズムが叫ばれている中、一方でローカリズムも非常に盛り上がっていると言えるのではないでしょうか。

 これは僕もカマコンバレーなどの活動を通して肌で感じています。確かに宗教にしろ会社にしろ、1つの価値観1つの目標に向かって共同作業をすることは非常に充実した時間を過ごすことができます。その中で地域活動という軸を通してつながった仲間もこれまた、それぞれの集まりとはまた別の面白さがあり、人生を充実させる方法としてこれからさらに盛り上がっていくんだろうなと。

 そのように個人の価値観が変遷していくとき、株式会社の経営者という立場で、自社をとにかく成長させなければならない(規模の面において)というお題を課せられたとき、果たしてどうすべきなのでしょうか。

 特に今回はグローバリズムとローカリズムということについてなんとなく考えていることを、ぼんやりと書いてみたいと思います。

グロ-バリズムとローカリズム

 まず、事業において規模の拡大を目指すということを大前提とした場合、徹底的にグローバリズムを追求する。これは1つの方向感としてよさそうです。世界で一番の企業になるという、どでかい目標を立ち上げる。大きい夢を掲げられると、わくわくしますし、どでかい目標だからこそ燃えるという人はいると思います。それが組織の求心力を高めます。時には自分よりも大きな企業があれば、打倒〇〇という仮想敵をつくり一致団結し、それを超えたら、前人未踏の目標をぶちあげる。大企業になっても求心力を失わずに成長できている企業はすべてそういった目標をぶちあげているのではないでしょうか。バリバリに経済合理性を突き詰め、本社は最も税金の安い国、人材獲得に有利になる場所を選ぶ、あるいは言語においても、今の時代に最も効率のいい外国語を社内公用語にする。この戦い方がいけるところまでいくという形です。これはこれで非常に魅力的で、この戦いに乗りたい人はたくさんいると思います。

 一方でローカリズムはどうでしょうか。

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「この先10年間 会社はどうなるのか?を考えた」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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