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渋谷ロフト1Fの、小さなネット革命

容認され始めた「ショールーミング」

2014年11月10日(月)

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 何の変哲もないメガネ屋だと、多くの人は思うだろう。

 安価を売りにしたチェーン店と比べれば、いくらかしゃれた店舗デザインではある。陳列棚にタブレットが据え付けられているのも、なんだか今風だ。

 だが、わずか41平方メートルの店内は決して広くない。その店内に、幾分ゆったりと並べられた商品の数も約300品目と、どちらかと言えば少なめだ。このこぢんまりとした店舗に、これまでの小売業の常識を覆す様々な挑戦的な取り組みが盛り込まれている。そう気付く人はほぼいないだろう。

 ここは雑貨専門店ロフトの旗艦店、「渋谷ロフト」の1階。エスカレーターすぐの、店内でも人通りが多いエリアだ。11月5日に開業したばかりの「Oh My Glasses」は、日本最大級の眼鏡専門EC(電子商取引)のオーマイグラス(東京都品川区)が初めて設けたリアル店舗になる。

1階に入った眼鏡屋

 「商業施設に入っている眼鏡屋は、ほとんど上層階にあるでしょう? 何でうちが1階にあるかわかりますか?」。取材が始まると、オーマイグラスの清川忠康社長はそう尋ねてきた。

 通常の眼鏡店が上層階にある理由は想像ができた。一般論で言えば、衣料品や雑貨類などと比べると、眼鏡店の客には目的意識が強い。見え方など何かしらの不具合が生じて来店する客が多いのに加え、商品を手にするまでに検眼やレンズ加工などに時間がかかるからだ。

 そうした客は施設内のどこにあっても足を運んでくれやすい。だとすれば、むしろ上層階や入り口から遠い場所のほうが賃料も安く済む。施設側としても、そういう店が上にあった方が、行き来する間にほかの売り場に立ち寄る「シャワー効果」も期待できる。

 そうしたことは思い浮かんだが、オーマイグラスがわざわざ1階に店を構えた理由は分からなかった。

 「眼鏡店は収益が比較的安定した業態とされています。ほかに比べれば、場所がどこでも売り上げは大きく伸びないし、大きく落ちない。だから普通は賃料を抑えようとする。でも、ネット販売を前提とする私たちは違う。売り上げは伸ばせると思っているんです」

 清川社長はそう言い切った。

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「渋谷ロフト1Fの、小さなネット革命」の著者

中川 雅之

中川 雅之(なかがわ・まさゆき)

日本経済新聞記者

2006年日本経済新聞社に入社。「消費産業部」で流通・サービス業の取材に携わる。12年から日経BPの日経ビジネス編集部に出向。15年4月から日本経済新聞企業報道部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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