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P&Gから学ぶアジアのチャネル構築

2014年11月17日(月)

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歴史、生い立ちの違いを知れ

 P&Gの創業は、1837年。直近の売上は9兆円強、時価総額23兆5000億円を誇る世界最大の一般消費財メーカーだ。衣料用洗剤・柔軟剤、台所用洗剤、ヘアケア製品、紙おむつや生理用品、スキンケアや化粧品に至るまで、P&Gの製品は、世界中のどこででも買うことができる。アジア新興国においても、都市部は勿論のこと、僻地であってもそれは変わらず、その配荷力の凄まじさには驚きを隠せない。

 P&Gと日本企業では、アジア新興国のチャネル構築における、歴史や生い立ちにそもそも圧倒的な差が存在する。P&Gが、アジア新興国市場に照準を合わせたのは、1980年代後半だ。日本はまだまだバブル景気を謳歌していた時代だが、アジア新興国は、大手小売りチェーンや、ディストリビューターという業種が殆ど存在しない時期であった。その時期から販売を行っているP&Gは、ディストリビューターよりもアジア新興国におけるディストリビューションを知っている企業なのだ。

 そんな状況下において、ここ10年足らずで日本企業がとにかく現地法人を設立して、そこに駐在員を送り込み、表面上だけのチャネル構築を行っても歯が立たないのは当然のことである。今、アジア新興国で比較的成功していると言われる日系企業でも、市場と捉えて販売を開始したのは、せいぜいここ10年程度のことだ。

 勿論、日本のどの一般消費財メーカーも、P&Gに勝とうなどとは思っていないのかもしれない。しかし、二番手、三番手を狙うにしても、P&Gのアジア新興国市場における長い歴史や生い立ちから学べるケーススタディは多い。その歴史や生い立ちを知ることから始めるのが、まずはスタートラインに立つということである。

P&Gと日系先進グローバル企業がアジア新興国を市場と捉えた時期
出所:スパイダーにて作成。
Copyright(c)2014 Spyder Initiative Inc. All Rights Reserved.

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「アジアにおける戦略的チャネル構築」のバックナンバー

  • 2014年11月17日

    P&Gから学ぶアジアのチャネル構築

一覧

「P&Gから学ぶアジアのチャネル構築」の著者

森辺 一樹

森辺 一樹(もりべ・かずき)

スパイダー・イニシアティブ 代表

海外販路構築のスペシャリスト。10年以上に渡り1000社以上の海外展開の支援実績を持つ。アジア新興国市場の販路構築、グローバル・マーケテイングが専門。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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