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「共に生き延びる」新しい組織

第6話 私の弱さがチームを強くする

2014年11月19日(水)

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 「弱さに対する感受性」というフレーズは、くうまさんと最初に会った日からのキーワードだった。
 弱さに対する感受性を基準とした組織こそ、21世紀の組織で、そこに新しいマネジメントのヒントがあるという。

 「理想の組織をつくる」ということは、2006年から2008年頃、会社員だった私が必死で追っていた目標だった。

 とあるグローバル企業で、マーケティングの責任者になり、日本国内での最終権限を持つようになった2006年。私に課せられたミッションは「アジア、南北アメリカ、ヨーロッパ、日本の4つの地域から構成されるワールドワイドのマーケティングの中で“お荷物”である日本の組織を、2年以内に立て直す」こと。

 「どうやったら、皆が一つの方向を向いて楽しくて思わず会社に来てしまう、ついつい仕事に没頭してしまう、自らの内からわき上がる衝動に動かされて仕事ができて、結果もついてくるという状態になるのか?」

 紆余曲折の2年。マーケティング部の役割の再定義、関連部署との関係の回復と構築から始まり、部署内の人員の再配置、採用と退職のマネジメント、そしてもちろん、部門の効率性向上、売り上げへの貢献という事業面での成功など。「私がやれることはやりきった」と当時は心底思っていた。

 上司からの評価も高かった。2008年にクビになったとはいえ、解雇の理由は、日本の企業文化の中では、私のポジションには、技術系の50代の男性が良いと新会社が判断し、クビになったという経緯であり、組織づくりという私のミッションは達成されたと思っていた。

 でも今、冷静に考えると、私自身が、会社を辞めた後「何をして良いの分からない」症候群に陥ったりするあたり、とてもおかしい。

 既存の評価軸の中で評価される組織づくり、「成功」のための組織作り、をしていて、自分で考えて生きる、ということをしていなかったのだと思う。それでは、私をはじめ、チームの人たちが「生き生きと働く組織」などつくりようもなかった。

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「「共に生き延びる」新しい組織」の著者

小日向 素子

小日向 素子(こびなた・もとこ)

株式会社コース代表

大手通信企業、外資系IT系企業等でマーケティングを担当。2009年独立。2010年からブックラウンジココロウタ主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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