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家電に愛おしさを求める時代へ

あなたは「後ろを付いてくるヒーター」をかわいがる?

2014年11月19日(水)

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「家電にスケート靴をはかせる」がコンセプトの自走式家庭用ロボット「Patin(パタン)」

 「これ、面白いなあ。俺は買わないけどね」

 2014年秋、ロボットベンチャーのフラワー・ロボティクス(本社東京)が、2016年に発売予定の自走式家庭用ロボット「Patin(パタン)」のコンセプトを発表した。パタンの最大の特徴は、パタン本体の上に扇風機やヒーターといった専用の家電ユニット(同社はサービスユニットと呼ぶ)をセットするだけで、その家電が人を認識し、近寄ってきたり後ろを付いてきたりする点にある。

 この記者発表の会場から編集部に戻り、パタンのニュース原稿をデスクに提出。査読し終わるのを待っていると、そのデスクが冒頭のような大きな独り言を発するのが聞こえた。思わず「どうしてですか?」と聞くと、「家電が動く必然性がないから」と言う。

 そう言われてみて改めて、自宅でパタンを使っている様子を想像してみた。記者の自宅は3階建ての狭小住宅。そもそも家電が動き回るスペースがない。取材時は、パタンの見た目がかわいいので「自分なら買う」と思っていたのだが、確かに必要がないようにも思えてきた。ちなみにこの出来事は、日経ビジネスに異動する前の職場でのことだ(といってもつい最近のことだが…)。

日本の住宅事情には不向き?

 機能だけを見ればパタンは「買い」だ。何と言っても「家電が後ろを付いてくる」というコンセプトが良いと個人的には思った。一軒家はマンションに比べて断熱性に乏しい。夏は室内でも冷房を付けなければうだるように暑く、冬は凍えるほど寒くなる。パタンが夏は扇風機、冬はヒーターを載せて付いてきてくれたら、こんなに幸せなことはない。きっとパタンに自分だけの名前を付け、相棒としてかわいがるようになるだろう。

 しかし、実際にパタンが後を付いてきてくれることはない。階段があるからだ。パタンはオムニホイールという、あらゆる方向に滑るように動ける「特別な脚」を持っている。しかし、この脚では階段は上れない。やはり家電の相棒は我が家には不向きなのか。

 こんなことを考えていた矢先、別の記者発表の場で、パタンの開発者であるフラワー・ロボティクスの松井龍哉氏にお会いする機会を得た。そこで直接、聞いてみた。

 「パタン、日本だと使いづらくないですか?」

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「家電に愛おしさを求める時代へ」の著者

池松 由香

池松 由香(いけまつ・ゆか)

日経ビジネス記者

北米毎日新聞社(米国サンフランシスコ)で5年間、記者を務めた後、帰国。日経E-BIZ、日経ベンチャー(現・日経トップリーダー)、日経ものづくりの記者を経て、2014年10月から日経ビジネス記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師