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「好之者不如楽之者」。ブラック企業はこれを読め

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2014年11月25日(火)

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「労働を搾取するブラック企業は時代錯誤」と堀場氏は切り捨てる。「楽しく働くのが人生の本質」という孔子の言葉を引用しながら、正しい経営の方向性を指し示す。

 「ブラック企業」が問題になっていますね。皆さんはどう思いますか。僕は正直に言って、低賃金で社員をこき使う労働搾取的な企業がいまだに存在できていることが、全く信じられません。

 ご飯さえ食べられれば、なんぼでも働きます――という時代から、一体何十年がたったんですか。戦争が終わってもうすぐ70年ですよ。

 たまたまこの間、昔の実験メモを見返していたら、こんな自分の走り書きを発見しました。「伊勢たくわんで白米を腹いっぱい食わせてくれたら、何でもするわ~」。

 戦後間もない頃は、なかなか食べ物にありつけなかったですからね。実験中に、おなかが減ってどうしようもなかったんでしょうな。懐かしくて思わず苦笑いしました。

1924年生まれ。45年京都大学理学部在学中に堀場無線研究所を創業。国産初のガラス電極式pHメーターの開発に成功し、53年に堀場製作所を設立。「おもしろおかしく」を社是に掲げ、ベンチャービジネスのモデルともいえる企業をつくり上げた。61年には医学博士号を取得。78年に会長、2005年から最高顧問(写真/大亀京助、以下同じ)

共通の利害関係を持つ

 あの時代はそれでもいいんです。でも豊かな今の日本で、社員を奴隷のように酷使して利益を出す会社が存在していいのか。そんな会社や経営者は、とっくの昔に社会から追放されているべきです。

 もちろん企業が成長する過程では、一時的に社員に無理を言うこともありますよ。堀場製作所でも昔、手当なしで夜中まで残業してもらったり、休日出勤してもらったりした時代もありました。

 けれど、社員たちは納得ずくで働いていたのです。

 「ここで頑張らなかったら会社は伸びない。でも残業手当や休日出勤手当を計算通りにもらったら、会社が赤字になる。赤字になったら、銀行が融資してくれない。だから我々は手当よりも目の前の仕事を優先する」

 社員がこうした共通認識を持っていたのは、僕が何度も説明したからです。会社の利益額も借入金額も全部オープンにして「申し訳ないけれど、ここでみんなにひと踏ん張りしてもらえば、必ず堀場製作所は発展する」と。

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