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テクニックよりも大切な2つのこと

2014年12月10日(水)

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 この連載も、今回が最後となります。ご愛読いただき、まことにありがとうございます。これまで12回にわたってあれこれお話ししてきましたが、まだまだお伝えしたいことがたくさんあります。今回は、こうした「話し足りないところ」を書きたいと思っています。

タイトルに込めた想い

 本コラムのタイトルは、「『聞き出す力』で人を動かす」です。このタイトルに決めた真意をお話しましょう。デール・カーネギーが、「人を動かす」という本の中で一貫して説いているのは、「相手を尊重し、理解することの大切さ」です。平たくいうと、相手の立場や思考をわかってあげることです。そこで必要なのは、ただ傾聴するだけでなく、目的意識を持って能動的に話を聞き出そうとする姿勢です。

 司馬遷が紀元前91年頃に書いた「史記・刺客列伝」に、「士は己を知る者のために死す」という有名な言葉が出てきます。これが、「知己」の語源になったと言われています。「自分のことをわかってくれる人のためには、命を投げ出すことも厭わない」ということですね。「わかってあげる」ということは、これほどまでに人を動かす力があるのです。

 部下を動かすには、指示・命令・指導することも大切ですが、それ以上に部下のことをよくわかってあげることが大切です。「私の上司は、私のことをよくわかってくれている」と思えば、部下は勇気が湧いてくるものです。お客様のことも、よくわかって差し上げましょう。社内の他部署とやり取りする際にも、わかってもらうことばかり考えず、わかってあげるようにしましょう。このように意識を変えるだけで、相手の動き方がずいぶん違ってくるはずです。

 ちなみに、筆者が開発した「聞き出す力養成講座」は2015年から中国でも提供されることが決まりました。ビジネスで「わかり合う」ことが大切なのは、全世界で共通です。ここのところ、中国との関係は良好とは言えませんでしたので、講座の普及が両国の関係改善への一助となればいいなと考えています。

テクニックよりも大切な2つのこと

 ここまで連載を進めてきて、少し懸念しているのが、「テクニック論に偏り過ぎてしまったかな」ということです。私としては、「聞き出す力は、キャラクターや相性などに関係なく、学べば誰でも伸ばすことができる科学的な技術である」ということをお伝えしたいと思っています。また、読者の皆さんも具体的なノウハウに興味をお持ちのご様子でしたので、なるべくそれにお応えしたいと考えました。そこで、「こうすれば聞き出せる」的なお話を続けたのですが、テクニックを身につける前に大切なことが2つあります。それが、欠けてしまったように思います。

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「「聞き出す力」で人を動かす」のバックナンバー

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「テクニックよりも大切な2つのこと」の著者

辻口 寛一

辻口 寛一(つじぐち・ひろかず)

クロスロード株式会社 代表取締役 コミュニケーション・コンサルタント

コミュニケーション・コンサルタント。「サ ポーティブリスニング」を提唱。「聞くこと」 から始めて対話力を強化する教育と、それに よってホワイトカラーの生産性を向上させる コンサルティングを提供している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士