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「とはいえ、女は……」で作られ続けるテレビ

2014年12月9日(火)

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女性向け演説は票数につながらない?

 企業に対しては「女性管理職を30%まで引き上げてください」と申し出ていたにもかかわらず、今回の衆議院選挙の候補者1191名のうち、女性はわずか198人。なんと全体の16.6%にとどまったというのだから、政界は「まず隗より始めよ」という言葉をご存知ではないようだ。

 各党首の街頭演説は、票数につながらないという読みにより、女性政策には時間を割いていない。候補者や議席の一定割合を女性に割り当てる「クオータ制」の議論は高まりつつあったが、いざ、我が身を再び国政に、という段階で見事に霧散してしまった。経団連の会長は、女性登用の数値目標化を「実情に即していない」と断じており、景気回復を連呼する街頭演説から女性政策が影を潜めるのは必然なのだろう。

妊娠を「大きな損失」と関係者

 思わず目を疑ったが、女優の松たか子が妊娠を発表したことを受けて、「松たか子妊娠『最大の稼ぎ時に大きな損失』と関係者肩落とす」(NEWSポストセブン)というえげつない見出しを見かけた。「女性が活躍している社会」を渋々理解しても、「女性が活躍できる社会」を作ろうとはしていない人たちが数多いることを教えてくれる。

 記事には、放送関係者の談として「今こそ松さんは国民的スターになれる存在なのに、これでしばらくはハードな仕事は無理。我々としても大きな損失だし、本人も人生最大の稼ぎ時を逃すことになるのではないか」とのコメントが掲載されており、浅はかさが“ありのまま”に滲み出てしまっている。

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「「とはいえ、女は……」で作られ続けるテレビ」の著者

武田 砂鉄

武田 砂鉄(たけだ・さてつ)

ライター/編集者

1982年生まれ。2014年9月、出版社勤務を経てフリーへ。ネット、雑誌で芸能人評や文化論、音楽、時事コラムを執筆中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官