• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「歯磨き」みたいに継続する極意を僕は知った

2014年12月10日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 前回の連載で、皆さまにお知らせと相談をしました。

 前回の記事を踏まえて皆さまのご意見を頂き、日経ビジネス編集部の方と相談しながら、年明けからどうするか現在検討しているところです。果たして年明け僕の連載はどうなっているでしょうか。

週一回の連載を8年以上も続けてきました

 そんなわけで、このただ四方山話を続けるスタイルも、あと年内4回で終わりになりました。そこで今回は、この毎週1回の連載を8年以上も続けられた秘訣を考えていました。いくつか要因はあると思うのですが、2つに絞りましたのでそれを紹介します。

継続することそのものが目的であり、継続するために機械的作業を繰り返した。

 「継続は力なり」。僕はこの連載のおかげでこの言葉の意味を掴んだ気がします。体感として、「継続する」という行為は、実は非常に人間的ではなく、機械的な作業の上に成り立っているのだと思います。例えば、毎日我々は歯を磨きますが、磨く時にこの行為が虫歯予防に役立っているなんていちいち意識しません。単なる機械的作業として続けています。機械的作業だからこそ続けることができます。

 僕のこの連載もそのようなものでした。

 どういうことかというと、毎週とりあえず原稿を書くため、まだ何も書くことも決まってなくても、とりあえずワードファイルを開き、なんとなく機械的に文字を打ち込み始める。そういう極めて具体的な体の動き、すなわち機械的な型から入るということです。そうして気づいたら書き上がっている。その繰り返しで現在にいたります。感覚的には、それは本当に機械的な作業で、ただただ原稿が仕上がっていくのです。

 その際、「この連載は何のために書いているんだろうか?」「誰に向けて発信しているのか?」といったことはほとんど考えない。継続することそのものが目的なのです。そのようにして体の型ができあがっていくと、それほど毎週書くのが苦ではなくなります。そうして、確実に力がついてくる。これを年々実感することができました。

『HUNTER×HUNTER』に登場する最強の人間

 僕の好きな漫画に富樫義博先生の『HUNTER×HUNTER』という作品がありますが、その中で登場するハンター協会の会長にして最強の念能力者ネテロ会長は、山にこもってただただシンプルに何年もの間「感謝の正拳突き」1万回を日課にしただけで、最強の人間となりました。

 実は世の中には、このようなことが沢山あるのではないかと思うのです。なぜ、継続するのか?といった問いをする必要はなく、ただただ、機械的に継続することで見えてくる世界があるのではないかと思うのです。例えば、会社なんかはその最たるものです。会社を継続させることにそもそも意味があるのかどうか。あると思いたいから経営理念を必死に考え、自分を納得させ、社会に貢献しようという信念を持ちます。ですが、継続することそのものに意味があると考えた方が、むしろすっきりとしているし、強い場合もある。そんな見方もできます。他にも例えば、結婚もそんな見方で捉えると面白くなるかもしれません。

「ビジネスという“奇妙な冒険”」のバックナンバー

一覧

「「歯磨き」みたいに継続する極意を僕は知った」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

小池さんがこの言葉(排除)を述べたことで、「風」が変わっていきました。 ただし、小池さんが言ったことは正論です。

若狭 勝 前衆院議員