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[対談] 堀場雅夫氏×リブセンス社長・村上太一氏

変化に胸躍らせるのが経営者である

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2014年12月17日(水)

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 今回は、リブセンスの村上太一社長と堀場氏による62歳差対談をお届けしよう。共に学生ベンチャーから事業家人生を始め、どちらもまれに見るほど好奇心が旺盛。ベンチャースピリッツの塊である2人が62歳差という年の差を感じさせない、おもしろおかしい経営談義に花を咲かせた。

62歳差の起業家2人(写真/大亀京助、以下同)

堀場さんが1924年生まれ。村上さんが1986年生まれ。実に62歳差ですね。

村上:堀場さんにぜひ聞きたいことがあるんです。企業経営で、60年前と最も変わった点は何でしょうか。

「消費活動からは、あまり喜びを感じない」

堀場:シンプルな言い方やけど、ものが売れなくなったことやろな。昔はとにかくものがなかった。材料がない、生産設備がない、人材がいない。ないない尽くしの中で、ちゃんとしたものさえ作ることができれば売れた。

 今は正反対や。材料も設備も人材も豊富にあるけど、買ってくれるはずのお客が腹いっぱいの状態で、ありきたりのものは要らん。そもそも最近の若い人はものを欲しがらなくなったね。

 堀場製作所では毎月、社員の誕生会をしている。新入社員をつかまえて「今、何が欲しいねん」と聞くと、以前はスポーツカーやパソコンが挙がったけど、最近は「欲しいものがない」と言う。

村上:あ、僕もそういうタイプかもしれません。車を持っていないですし……。消費活動からは、あまり喜びを感じないんです。自分で言うのも何ですが、ものが満たされている時代に育ちましたから。

堀場:やっぱりそうか。あんたみたいな若者が増えたから、とにかく売ることが大変なんや。ものであれサービスであれ、この傾向は今後ますます顕著になるよ。IT(情報技術)業界も一緒でしょ。

村上:ITの領域はまだ十分に伸びしろがありますが、それでも10年ほど前に比べるとかなり人々のおなかが満たされて(市場が飽和して)きましたね。今は腹八分目くらいではないでしょうか。

 ビジネスの基本は、不便や問題の解決にあると思っています。2006年にリブセンスを立ち上げたきっかけも、当時アルバイトを探したときに不便だと感じたからです。けれど、身の回りの不便さは確実に減ってきています。

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三品 和広 神戸大学教授