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少年、少女のような「ピュアな心」で、ものづくり

第2回:地域、期間限定品が約100種もある!

2014年12月16日(火)

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「想像を超えたおいしさ」を追求するには、まずそれに見合った素材を集める必要がある。そこでは生産者の人柄も大きなポイントになる。ものづくりにあたっても、「本当においしいものをつくりたいと思っているか」を絶えず問いかける。セゾンファクトリーのこだわりのものづくりを超体育会主義が支えている(前回の記事はこちらをご覧ください)。

 セゾンファクトリーが「想像を超えたおいしさ」を標榜している以上、顧客は商品が100点であっても満足しない。もっとずっと上、150点とか、200点といったところを目指さなければならない。それだけに、ものづくりに徹底的にこだわるのは、私からしたら当たり前だ。

 この点において伝えたいことがある。それはセゾンファクトリーのものづくりは、あくまでも食材という「素材」があり、そこからスタートすることだ。「こんな商品が欲しいから、それに見合った素材を探そう」ということはない。まずは生食で食べても最高においしい「飛び抜けた魅力の素材」との出会いがある。

全員で、全力で、そして明るく取り組むのがセゾンファクトリー。前列中央が齋藤社長(写真・尾苗 清、以下同)
来客のたびに社員が業務を止めて立ち上がり、本社の玄関で深々とおじぎする

素材には生産者の人柄が反映

 飛び抜けた魅力の素材にたどり着くために、具体的にどんな形で取り組んでいるのか。私は何よりも大切なのは、農産物の生産者としっかりした信頼関係を構築することだ、と考えている。

 素材を探すために、私や社員は各地を訪問する機会がたくさんある。自分たちの目で畑を見て、そして実際に食べて味を確かめながら、納得できる素材を追い求める。素晴らしい素材と出会ったときには、セゾンファクトリーは品質に見合った価格で購入することを重視している。

 しかし、私が見ているのは素材だけではない。「どんな人がつくっているのか」が実は同じくらい重要だ。どれだけ素晴らしい農産物を生産している農家であっても、強い信頼関係が構築できないこともある。例えば、農家にとって価格が重要な要素であるのは確かだが、価格へのこだわりが強すぎるとうまくいかないのも、また確かなことだ。

 なぜならば農家があまりに価格に執着する場合、「より高い価格で購入するので、ぜひ売ってほしい」という取引先が出てくると、すぐにセゾンファクトリーとの取引を打ち切ることになりかねないからだ。長い目で見た場合、これでは食品加工のビジネスを継続していくことができない。つまり、想像を超えたおいしさを提供し続けられなくなる。

 むしろ、農家が本当に「おいしいものをつくりたい、という心を持っているか」にかかっている。そこで、私は生産者と直接話すことを心掛けている。

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「社員と熱狂!超体育会主義で人づくり」のバックナンバー

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「少年、少女のような「ピュアな心」で、ものづくり」の著者

齋藤 峰彰

齋藤 峰彰(さいとう・みねあき)

セゾンファクトリー社長

1950年山形県高畠町生まれ。89年に弟と地元で高級加工食品メーカー、セゾンファクトリーを設立。2008年社長に就任

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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