• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

馬は真実のあなたを見抜いている

第8話 「ゴール直前の挫折」の真相

2014年12月18日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 馬は「オーセンティシティー・メーター(真実発見器)」だとリンダは言っていた。

 ハミルトン博士やジャンは、「馬はあなたが何を考えたか、何を話したかなんて気にしていない。あなたの発している直感的なものに反応する」と表現していた。

 この件について、ジュリアの表現では下の図のようになる。

 馬は、この図の「本当の自分」だけを見るという。これはよく分かる。通常の企業研修などでもよく使う図だ。

 とすると、ジュリアの牧場で経験した、モヤモヤ最高潮の「馬たちがゴール直前で立ち止まってしまう事件」(もはや私の中では“事件”です)は、私のどういう「真実(本当の自分)」を表しているのだろう?(詳しくは第4話参照)

 そもそも、馬って本当に真実を見抜くのだろうか?

 ホース・アシステッド・ラーニングを1990年から行っているアリアナ・ストロッチという方の著作に、馬が人の真実を見抜いたたくさんの事例が載っていた。
 例えば、こんな事例があった。

 サンディはキリスト教会の牧師。とても穏やかで、冷静で、自然に自信に満ちた振る舞いをすることができる。馬に出会ったのはつい最近。実は、今の仕事に疲れきってしまっていて、何かを発見したくて、馬のプログラムに参加した。

 このプログラムは、自分の望みを宣言して(あるいは念じて)、それに対してパートナーの馬たちがどのように振る舞うのか観察し、その意味を探るというもの。グループセッションなので、一人が馬とワークをする間、ほかの人たちがそれを観察して、ファシリテーターと共にフィードバックの手伝いもする。

 サンディのパートナーの馬はリリー。6歳のアメリカンクオーターホースの雌。

 サンディは、緊張を押し隠すように、深いため息をついてリリーに話しかける。彼女が今やるべき、新しい教会建設のこと。その教会は今よりもずっと大きくて、美しいものになり、参加者はこれからもずっと教会に来続けるようになるだろうと。

 サンディは、「新しい教会を作るべきよね?」と語りかけつつ、リリーと一緒に歩こうとするけれど、リリーはサンディから離れていってしまう。

 見ているグループメンバーはこれにとても驚く。サンディは明るく、力強いリーダーで、彼女についていかないなんてありえないような雰囲気を醸し出している人なのに。なぜ?

 その時、牧場にいた9頭の馬たちが嘶きはじめた。まるでコーラスのよう。餌の時間でもないし、牧場には何の変化もなかったのに、と皆が不思議に思う。

 馬たちがサンディのそばに集まり、一列に並ぶ。馬たちの耳はサンディの方に向いてピンと立っている。
 サンディは馬たちに向かってたずねる。「私に何を求めているの?」

コメント1

「馬に教わるリーダーシップ」のバックナンバー

一覧

「馬は真実のあなたを見抜いている」の著者

小日向 素子

小日向 素子(こびなた・もとこ)

株式会社コース代表

大手通信企業、外資系IT系企業等でマーケティングを担当。2009年独立。2010年からブックラウンジココロウタ主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック