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“下から目線”のコンサルビジネス

エンジニア派遣大手VSNが仕掛ける新潮流

2014年12月19日(金)

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エンジニア派遣大手のVSN。オフィス内には間仕切りがなく、社長も平社員と同じ空間で働く

 記者という職業柄、様々な企業から新商品や新サービスの紹介を受ける。要するに売り込みなのだが、大半はパッとしないというのが私の率直な感想だ。

 先日もVSNという会社から売り込みの電話があった。「当社のバリューチェーン・イノベーターについてご説明したい」という広報担当者の言葉に即刻電話を切ろうとした。聞いたこともない会社の横文字の新サービス・・・私の経験からすれば、まず間違いなくハズレだ。

 ところがその広報担当者は、心憎い言葉を放った。「サカタさんがお書きになった特集記事に感銘を受けまして・・・」お世辞とは分かっていても、記者としては嬉しい言葉だ。自分のようなくだらない人間でも他人様のお役に立てたのだと実感できるからだ。

 私が書いたのは、日経ビジネス2014年5月19日号の特集「さらば使い捨て経営」の一部だ。エンジニア派遣大手のメイテックは自社エンジニアのスキルアップに力を入れていて、技術者の派遣単価は時間当たり5000円を超えており一般事務職の4倍近くにまで向上させた。こうした取り組みを紹介する内容だった。VSNも同じエンジニア派遣を行っていて、メイテックにはない取り組みとして「バリューチェーン・イノベーター」と称する新サービスを始めた。

 「で、そのバリュー何とかは、何が、どう、スゴイんですかね?」という私の失礼な問いかけに、「お客様先に常駐しているエンジニアが、お客様に業務改善の提案をさせて頂いています」と広報担当者は即答した。

 思わず「はぁ?」と言いそうになったが、何とか堪えた。それでも、最初聞いた時まったく意味が分からなかった。一般的に、派遣労働者とは派遣先の企業で、派遣先の指揮命令に従って働く労働者のことである。それがVSNの派遣エンジニアは、「お客さんの仕事はここがダメだから、こんな風に直したらどうですか」とご説明申し上げるという。表現は乱暴であるが、端的に言えばそういうことだ。

 外資系コンサルティングファームのコンサルタント(その多くはMBAホルダーだ)ならともかく、ハケンにそんな大それたことができるんだろうか。ガゼン興味が湧いてきたのでVSNに話を聞いた。

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「“下から目線”のコンサルビジネス」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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