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投票率の低さを嘆くのは逆効果ですよ

2014年12月19日(金)

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 今回の選挙、すごいことになってますね。選挙が終わって週の後半になっても、まだ解散した意味や投票率の低さを嘆く声が目立っています。こんな選挙は今までになかったのではないでしょうか。

 コミュニケーション上では、たくさんの人が同じようなことを言い出したら危険信号です。今回はそんな観点から選挙を考えてみたいと思います。

 ネット動画はアイデアの宝庫、それでは今週もいってみましょう。

選挙結果への不満を投票率のせいにしてませんか

 12月14日の衆院選挙。急な解散を受けて候補者が揃えられないとか、対立軸がはっきりしない・受け皿がないとか、話題はいろいろありましたが、結果としては解散の意味を疑問視されながらも与党は議席を守り、野党第一党の党首自身が落選し、代わりに共産党が議席を倍増させ、投票率が戦後最低の52.66%だった、などが注目されたポイントでしょうか。

 中でも際立っているのが、開票が始まった直後から延々と続いている「投票率の低さ」を嘆く声です。

  • 「低投票率 「若者の視点」置き去りに 与野党、内向きの戦い」(水曜・毎日新聞 「2014衆院選:検証」)
  • 「低投票率 民主政治の危険水域」(水曜・朝日新聞社説)

 このあたりが結果速報後の振り返り型記事で、朝日新聞は木曜になっても1面で「主権者よしつこくあれ」としつこく嘆いています。

 確かに投票率が戦後最低なので、それ自体がニュースではあるのですが、個人のつぶやきも含めてよく見てみると、この時とばかりに「なぜ選挙に行かないのか」「どうすれば投票率は上がるのか」と言っている人には、日頃から現状路線への不満を口にしている人たちが目立っており、本当に投票率を問題にしたいのか、投票率の低さによって現政権の批判をしたいのか、正直なところよく分からない印象です。

 誤解のないように書いておきますが、ここまで投票率が低いのは問題で、特に若者が積極的に投票するようになることが望ましいという考えに何ら異論はありません。

 むしろコミュニケーションの観点から、何ができるのかを積極的に考えたいと思っています。

 その上で、投票率の低さを嘆く声が続けば続くほど、冷める人が増えて逆効果という懸念を抱いているのです。

池上特番に選挙報道の限界を見た

 選挙当日、民放の選挙特番で最も視聴率の高かったのはテレビ東京系・池上彰氏をメインキャスターに据えた番組でした。

 これまでにも候補者に鋭い質問をぶつける様子がネットで話題になっていて、それを楽しみに見た人も多かったようです。

 今回も候補者紹介のテロップはユニークなエピソードや身近に感じられる表現を工夫したり、普通なら遠慮して聞きづらい質問を次々と投げかけたりしながら、政治の仕組みを分かりやすく解説。池上さんの影響力の大きさに改めて注目したという人もいました。

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「投票率の低さを嘆くのは逆効果ですよ」の著者

鶴野 充茂

鶴野 充茂(つるの・みつしげ)

ビーンスター株式会社 代表取締役

コミュニケーションの専門家として幅広く活躍。リーダーに効果的な伝え方をアドバイスするほか、全国規模のPRプロジェクトに携わる。著書は30万部超のベストセラー「頭のいい説明すぐできるコツ」など二十数冊。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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