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2014年のBRICs:明暗を分けた構造改革への期待感

2015年1月21日(水)

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 新興国では元々、先進国以上に政治と市場の間に強い関係がありました。新興国ではクーデターなどによる予想外の政権交代がしばしば起こります。トップが強い権力を持つ独裁国家の場合、その意向が市場に大きな影響を与えることも原因です。

 しかし、最近はクーデターや独裁政権など新興国特有の問題だけでなく、先進国同様に政府が実行する政策への期待感が市場に影響するケースも増えてきました。今回は昨年のBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)4ヵ国の金融市場の動きを参考にしつつ新興国における政治と市場の関係について考えます。

明暗分かれた2014年のBRICs金融市場

 昨年のBRICs4ヵ国の主要株価指数を見ると、ブラジル(ボベスパ指数)とロシア(MICEX指数)が年間で下落する一方、インド(S&Pセンセックス指数)は29.9%、中国(上海総合指数)は52.9%と大幅に上昇しました。

(図表1)BRICsの主要株価指数騰落率(2014年)
出所:ブルームバーグのデータを基に大和住銀投信投資顧問作成
(図表2)BRICs通貨の騰落率(対ドル、2014年)
出所:ブルームバーグのデータを基に大和住銀投信投資顧問作成

 またブラジルレアルが対ドルで11.1%、ロシアルーブルが36.8%下落する一方、インドルピーと中国の人民元は小幅下落にとどまっており、負け組(ブラジル、ロシア)と勝ち組(インド、中国)とにはっきり明暗が分かれました。

 両者の間にこれだけ差がついた理由は2つあります。1つは資源価格の下落です。2014年は原油や鉄鋼石など資源価格が幅広く下落しました。これは資源輸出国であるブラジルやロシアの経済にマイナスになりましたが、輸入国であるインドや中国にはプラスに働きました。

 もう1つの理由は政治、特に経済の構造改革に対する期待感の有無です。この構造改革期待がどのように金融市場に影響したかを見てみます。

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「2014年のBRICs:明暗を分けた構造改革への期待感」の著者

門司 総一郎

門司 総一郎(もんじ・そういちろう)

大和住銀投信投資顧問/経済調査部部長

アジア株ファンドマネージャー、チーフストラテジスト、投資戦略部長などを経て、2014年より経済調査部部長。 同社ホームページに「市場のここに注目」を掲載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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