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「選択の自由」という牢獄

第9話 内なる声が導いたモラトリアム

2015年2月3日(火)

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 「馬の自然誌」(J.エドワード・チェンバレン著)という本を読んだ。
 曰く、
 「偉大な調教者は、世話したウマが有名なレースで勝ったから、名高い荒馬を手なずけたから、名を残したというわけではなく、(中略)人と人ではないものとの境を超えたから、偉大になったのだ。わたしたちも日常的にそれをしている。たとえば本を読んで、その架空の世界を生き生きと思い描いたり、あるいは自分を取り巻く世界が変わることを願って祈ったりするときに。」

 今いるところから、新たな世界へと、境を超えていく、その手助けをしてくれる「本」や「馬」。でも、馬はただ「超える」という経験をさせてくれるだけではない。
 私たち人間の方から、馬によりそい、彼らの言葉を学び、コミュニケーションを取るということは、
「(ウマの世界の約束事は)わたしたちを変容させてくれる。その言葉を学べば学ぶほど、わたしたちは自分でも気づかぬうちにそれまでとは違った考え方、感じ方をするようになっている」という。
 馬に教わるリーダーシップ、私は、まだまだ入り口に立ったばかりだ。

 さて、前回、私自身が全く気づかずにいた私の中のモラトリアム(判断留保)気質を馬に見抜かれたこと、そして、モラトリアムしている理由は、グローバル経済社会の価値観(またはMBA的な思考方法)、から脱却したいと思っているからだ、と書いた。

 今回から数回に分けて、馬から離れ、グローバル経済の価値観の問題点とそこからの脱却方法について書きたいと思っている。
 というのも、これは「私」だけの問題ではないと思うからだ。

 日々の業務に追われるあなた。少し立ち止まり、あなた自身のことを振り返ってみてほしい。
 「ぶっちゃけ、実は仕事が全然楽しくない。」
と思っている人はまだ軽症かもしれない。身体からの「感情」という情報を素直に受け取る機能が作動している証拠かもしれない。

 あるいは、こんな風に思っていませんか?
 「仕事とプライベートはしっかり分けて、プライベートでリフレッシュ!」
 それって、人生(自分)を分断してまでもバランスをとらずにはいられないということなのでは?

 「自分は自分だし、人と比べられて評価されるのなんていや。」と言いつつ、自分で自分を評価する時には誰か(何か)と比べてみたりしていませんか?

 「日々、充実しているし、仕事も好きだけれど、何となく心が埋まらない感じがする。」
 正直に言えばそういうところ、ありませんか?

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「「選択の自由」という牢獄」の著者

小日向 素子

小日向 素子(こびなた・もとこ)

株式会社コース代表

大手通信企業、外資系IT系企業等でマーケティングを担当。2009年独立。2010年からブックラウンジココロウタ主宰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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