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「2045年、人工知能は人間を追い越す?」

人工知能ブーム再燃の真実(その3)

2015年2月5日(木)

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 今回は、人工知能の進化をめぐる楽観論と悲観論について取り上げてみたいと思います。

 技術的な楽観が、人類にとっての悲観となることがあります。人工知能が人間の知能を追い越して進化するという設定で映画「ターミネーター」では未来世界で機械が人類を抹殺しようとしていました。また、最近の映画「トランセンデンス」では、アップロードされた人格が機械やITインフラを駆使して人間を支配しようとする。つまり、技術的には楽観的になることで人類にとって悲観的な未来を描く向きもあります。天才物理学者のホーキング博士まで、最近、そんな発言をしています。

 もっとも、実際に人工知能の研究開発や応用で苦労してきて、現場の最前線の技術を具体的に知悉している人はどちらかというと正反対の見方、すなわち、人間の素晴らしい能力はそんなに簡単には超えられないから心配には及ばない、と考えてきた人が多いように思います。

 ところが、20年近い沈黙を破って、人工知能研究者自身が超楽観的なストーリーとして、2045年に人工知能の知の総体が人類のそれを追い越し、自らを進化させ、超知能となっていく、といった発言が見られるようになってきました(例えば松尾豊氏の「シンギュラリティを超えないと言うのは、もはや難しいだろう」)。

 これは、検証不能の疑似科学かもしれません。しかし前回の人工知能ブームでも、「10年後の1998年には、人間と同じやり方で自ら学べる機械が出現する」などの予言が一部の書籍に見られたことを思い起こすと、人工知能の「ブーム」が本格化しつつあることの1つの証拠なのかもしれません。

コメント4件コメント/レビュー

「超知能の作り方」をみて、何だ、SFに皆有るではないかというのが第一印象です。所詮、作家が思いつく以上のことを思いつかないAI研究者に作家以上の作品を書くことができるAIを作ることができるとは思えないですね。△誰だったか忘れてしまったのですが、AI知能が近いうちに実現する予想として、ヒット曲を作曲する。芸術的に価値のある絵を描く。ベストセラー小説を書く。というのがあったような記憶があります。これは60年代に書かれた予想で見事外れた例なのですが、時間無制限のチューリングテストを突破した後にくるAIの能力の指標になると思います。超知能をどう定義するのか分りませんが、このうちの一つくらいを目標にした研究とかあるのでしょうかね。△反証可能性がなく疑似科学的だとの指摘。納得ですが、一つ反証を思いつきましたので、紹介しておきます。「ヒューマンブレイン計画」ですが、化学反応のあり方までコピーしてシミュレートとすとなると、完全にシミュレートするためには分子の動きまで計算しなくてはならず、ラプラスの悪魔を作ろうとするのに等しいと思います。これは不確定性原理により論理的に否定されています。(2015/02/05)

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「「2045年、人工知能は人間を追い越す?」」の著者

野村 直之

野村 直之(のむら・なおゆき)

メタデータ株式会社社長

NEC、MIT人工知能研究所、ジャストシステム等を経てメタデータを創業。ビッグデータ分析、ソーシャル活用、機微情報の匿名化ソリューションなどを提供中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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「超知能の作り方」をみて、何だ、SFに皆有るではないかというのが第一印象です。所詮、作家が思いつく以上のことを思いつかないAI研究者に作家以上の作品を書くことができるAIを作ることができるとは思えないですね。△誰だったか忘れてしまったのですが、AI知能が近いうちに実現する予想として、ヒット曲を作曲する。芸術的に価値のある絵を描く。ベストセラー小説を書く。というのがあったような記憶があります。これは60年代に書かれた予想で見事外れた例なのですが、時間無制限のチューリングテストを突破した後にくるAIの能力の指標になると思います。超知能をどう定義するのか分りませんが、このうちの一つくらいを目標にした研究とかあるのでしょうかね。△反証可能性がなく疑似科学的だとの指摘。納得ですが、一つ反証を思いつきましたので、紹介しておきます。「ヒューマンブレイン計画」ですが、化学反応のあり方までコピーしてシミュレートとすとなると、完全にシミュレートするためには分子の動きまで計算しなくてはならず、ラプラスの悪魔を作ろうとするのに等しいと思います。これは不確定性原理により論理的に否定されています。(2015/02/05)

AIさま、早く翻訳コンニャクを。(2015/02/05)

既にコンピューターはチェスで人間を負かし、将棋の世界でも驚異となっている。その進化は単に確率の計算を越え人間の読み筋の習得が加わったものらしい。2045と言わず人間の思考を超えるのは間もなくかもしれない。(2015/02/05)

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